No. 1536

トラブルからつかんだ
仕事に臨む心

(横浜市HK/50代女性/パート) 

スーパーで働いて15年。忙しいながらも充実した日々を送り、気が付くと、最古参のパートになっていました。ある時、職場に新しいチーフが着任。若くてやる気に満ちた男性で、仲間と喜び合いました。 

ところが、少しずつ違和感が…。きっかけは、「定時で上がって」と重ねて注意されたことでした。長年切り良しまでしてきたし、他にも残っている人はいるのに…。何も言わずに、私の仕事を他の人に任せたり、私だけチーフの不在を知らなかったり。一つ一つはささやかでも、積もりに積もった不信感は、大きな怒りに。ついにチーフとぶつかって、「辞めてもいいですよ!」とまで言われたのです。 

怒りが流れて見えたもの

「こんな気持ちのままではいけない」。それだけは分かっていました。祈願して迎えた、次の出勤日。最初は固い表情だったチーフも、仕事中は普通に接してくれます。パート仲間や副店長からは、励ましの言葉が。怒りやこだわりが不思議と収まり、「申し訳ありませんでした」と、心からわびることができました。 

とはいっても、一時の感情が流れただけで、根本解決はしていません。心の安定を求めて、いつも以上に教えを学び、真剣に、神に心の内を語りました。神示に触れるほど、穏やかになる心。「私には、善かれと思って“過ぎる”面があるわ」「まずは、求められたことに、精いっぱい応えよう」。気付いたことを、毎晩のように夫と話し合ったのです。社会人として頑張る子供たちの姿にも励まされ、共に教えを学ぶ家族の存在を、何とも心強く思いました。 

少しでも貢献できる自分に

次第に、ささいなことでは、気持ちが揺れなくなってきました。チーフに「これお願い」と言われたら、「はい!」と気持ちよく。お客さまには、「いらっしゃいませ!」一つ一つ、心を込めて。余計なことを考えず、できることに向き合ううちに、チーフからの注意も減っていったのです。 

そんな中で、数カ月前には、思わぬ配置換えが。慣れない仕事で失敗が続き、再び心が揺れました。でも、ふと気付いたのです。ミスにおびえるより、お客さまとお店のために「精いっぱい心を尽くす」。その姿勢が大切でした。だから、少しでも貢献できる自分を目指そう。それに、初めて担当する仕事なのだから、謙虚な気持ちで。心がどんどん楽になっていきました。 

“成長”の喜びを、神に届けて 

仕事に臨む「心」を整えながら出勤し、「きょうも頑張ろう」と一日をスタートする今。以前より、職場での自分の立ち位置や、仲間の支えが見えてきました。どうしてチーフに叱られたのか、今ならよく分かります。格段に視野が広くなれた今年。上司や同僚と“思い”を重ねて働く喜びを、私は知ることができました。来月迎える光寿信者参拝時には、そうした心の成長を、感謝とともに神にご報告したいです。 

人間は 人との出会いが多いほど
   気付きも多く 悟りに返して
          人生を高めてゆく
「教え」が人間に
     あるべき心の姿を気付かせる
 後は 自ら「真理」に悟りを得て
      出会いに生かす努力をする
 多くの人との出会いに
     「心(人生)」を支えられ
   生きがい多い人生を歩んでゆける

『真実の光・神示 令和2年版』65ページ(中略あり)