No. 1529

本当の自分が見えるほど
心が明るく前向きに!

(茨城県SS/70代女性/自営業) 

姉御肌な私は、明るくて元気なタイプ。でも、実際は…気にしやすくて、いつまでもクヨクヨと引きずってしまう。友人と半年にもわたるケンカをして、初めて自分の「本当の性格」を自覚しました。 

発端は相手の思い込み 

「あなたにしか言ってないんだから!」。以前、私に打ち明けてくれた話が、回り回って耳に入った友人は、強い口調で問い詰めてきました。他の人に話した記憶はなかったものの、「私にしか話してないのなら、私が言ったのかな? だとしたらごめんなさい」と、釈然としないまま謝りました。その途端、「もう結構です」と、連絡すらできなくなってしまったのです。 

私の潔白はすぐに判明し、友人からは、「嫌な思いをさせてしまいました。すみませんでした」とメールが来ました。これで元に戻れればよかったのですが、「嫌な思いをさせてしまいました」の前に、言うことがあるんじゃない?などと、責める思いが次々に湧き出て、心がどんどん悪い方へとのまれていったのです。一方の彼女も、週に2回、体操教室で会っても、話はおろか、目も合わせません。これではいけない、何とか普通に接していこうと祈願しても、露骨に避けられ、まためいる。そんなことを半年も繰り返しました。 

不健康な心が病を引き込んで 

「胃がんの恐れがあります」。心と体は連動していると、いつも神の教えで聞いていたとおりに、クヨクヨ引きずる私の心の不健康さは、体にも及んでしまいました。それでも、不思議なほど冷静に受け止められ、子供たちにも打ち明けることができたのです。実は、私にとっては画期的なことでした。19年前に夫を亡くしてから、子供たちには、ずっと強い姿だけを見せてきたからです。 

「お母さん、大丈夫だよ。みんなで病気に負けないで乗り越えていこうよ」と、力強く励ましてくれる息子たち。結婚して近くに住む娘も、電話で私が具合の悪そうな声を出すと、飛んで来てくれます。 

私のがんは、とても見つかりづらい場所にあったのですが、「今の状態でよく見つかった。奇跡としか言いようがありません。幸い、命に関わるようなものではないですよ」と医師に言っていただきました。 

次々見えてきた心の姿 

想像だにしなかった病になって、どれほど不健康な心で過ごしてきてしまったか、心底自覚しました。同時に見えた、自分の「心の癖」。そこに気付けたら、素直に謝れなかった友人の気持ちや、自分も相手を心の中で責め続け、求め過ぎていたことなど、次々に見えてきたのです。心がスーッと軽くなっていきました。 

不思議と、その頃から友人が少しずつ歩み寄ってきて、入院中には励ましのメールが。「退院して落ち着いたら、またみんなでどこかに行きましょう」と、誘ってもくれたのです。今では、以前より縁が深まったと感じるほどになりました。 

乗り越えた先に手にしたもの 

40年以上、欠かさず続けてきたお弁当作りも、体がしんどければ「休ませて」と、子供たちに甘えられるようになった私。友人とのケンカでつらかったことも話せ、仲直りできた時は一緒に喜んでもらえました。家族の愛に包まれて、自分の弱さを認められて、人間関係のトラブルも病も乗り越えた今。私は「本物の明るく前向きな心」を手にできました。 

「教え」を学び
  「真理」に気付きを得て
       真理に生きる努力をする
 自然と 心の動きは安定し
  人々(ひと)の言葉 環境変化に
            心のまれない
 ますます 心と体は調和し
  運命に導かれた人生を歩んでゆける
 心焦らず 分・立場をわきまえ
  「道」欠く態度・行動は消えて行く
真の健康を手にするために
    品性を磨き 高める努力が必要
 この思いを強く持つほど 人間は
   「道の真理」に生き
          天寿を全うできる

『真実の光・神示 令和5年版』60ページ(中略あり)