No. 1515

苦手だった「人付き合い」
捉え方一つで大きな変化が(夫編)

(大分県SM/50代男性/医師) 

「とにかく人付き合いが苦手」それが私です。口数が少ない上に、何か伝えるときはズバッと言ってしまう。私にしてみれば、患者さんのため、病院のためと思っているだけで、全く悪気はないのです。でも…。数年前から院長を務めている病院では、「年下なのに生意気」「こんな時間から緊急手術だなんて…」と文句が聞こえてくることもありました。だから、スタッフが辞めるなどと耳にしようものなら、「私のどこがいけんかったんか」と自分を責めて、ふさぎ込んで…。憂鬱(ゆううつ)な気持ちを何日も引きずっていたのです。 

一人一人の長所が見えるように 

スタッフとの間にある、何とも言えないぎくしゃく感。原因は、「医療従事者なんだからできて当然」「患者さんを思えばやって当然」と、無意識に求めてしまう心でした。患者さんのためには、正しいことのはず。どうしたなら、この思いが伝わるだろう…。神の教えを学び、気付いたところから改めようと、必死で取り組みました。「相手に求めるより、その人の良いところを見ていきたい」「人を傷つけないように、愛語で触れていこう」と。 

ズバッと言いそうになったら、すぐ祈願。染み付いた物の見方や言動を変えるのは、容易ではありません。それでも続けていくうちに、「考え方も持ち味も、自分と違って当然」と捉え方が変わっていったのです。「点滴のコツを教えたら、すぐに実践する素直さは、掛け替えのない長所だな」「忙しいと口が悪くなるけれど、本当は患者さん思いの人なんだ」。見えてくる一人一人の良いところ。 

やる気を引き出す言い方を

相手がやる気になる関わりを意識するうちに、「何でできないんだ」と責める言い方をすることもなくなっていきました。「フォローするから、すぐ報告してね」「僕がこうしておけばよかったね」「ここ、やってくれたんだ。ありがとう」。すると、周りの反応が明らかに違います。笑顔がこぼれ、みんなが生き生きしているのです。 

先日、緊急手術を行うことになった際も、「院長、この時間から始められますよ」と、私の予想よりはるかに早い時間を、スタッフの方から提示してくれました。一方的に自分の理想を押し付け、せかしていた時とは大違い。確かな心の重なりを感じ、胸が熱くなる思いでした。 

「変わった」と言われる喜び

あの自分が、ここまで変われるなんて…。周りの動向に過敏に反応し、必要以上に落ち込むこともなくなって、心にブレない軸ができたと実感。同じ病院で働く妻にも、どれほど支えてもらったことか…。その妻から、「職場が前向きな雰囲気に変わった!」と言われた時は、うれしくてたまりませんでした。しかも、スタッフまでが、「院長、変わったよね」「前はぴりぴりしていたのに、今は楽しそう」と話していたと聞いて、喜びでいっぱいです。 

最近は、対人関係でもめることもなく、心がとても楽です。変わらないはずの性格が、変わったかのように生きられる。神の教えとお守りに、感謝しかありません。 

心の姿が
   人生「苦 楽 明 暗」
            分けると申す
 我が心のありよう
      神の教えに近づくほどに
  我が人生 生きる姿(環境)は
         明るく 楽しくなる
祈願をもって
   一日一日神の教えに生きてごらん
 人生 生き方が大きく変わる
 人生 生きる姿(環境)も
            大きく変わる

『真実の光・神示 平成19年版』81ページ(中略あり)

※既に公開中の、この方の奥さまからの「神の実在体験談」も、併せてご覧ください。