No. 1507

悩み続けた職場の人間関係
妻との会話に突破口が!

(山形県MW/40代男性/ガソリンスタンド勤務) 

今の会社は、私にとって、三カ所目の職場です。思えば、転職の理由は二回とも、「人間関係」でした。 

殻にこもり、不満をため込んで

もともと人見知りで、積極的に関わりを持とうとしてこなかった私。今働いているガソリンスタンドでも同僚となじめず、黙々と作業していたのです。でも、心の中では周りに求めてばかり。「誰か手伝ってくれないかな」「こんなに頑張ったんだから、『お疲れさま』くらいあるだろう」。周りの反応が思ったものと違うと、責める気持ちがムクムク。いつしか一人で頑張っている錯覚に陥り、不満をため込んでいたのです。 

再検査がターニングポイントに

そんな中、健康診断で、大腸がんの再検査に。初めてのことに不安でいっぱいだったものの、ポリープは良性。安堵(あんど)の涙をポロポロこぼしながら思いました。「このままでは駄目だ。神の教えでしっかり生きよう」。これが、ターニングポイントになったのです。 

それまでの私は、親に連れられて、何となく神の館に足を運んでいるだけの信者でした。神の教えを学び、「変わらなきゃ」と思っても、その時だけ。日々の暮らしの中でその感覚は薄れ、あっという間にいつもの生き方に戻ってしまう。その繰り返しだったのです。でも、今回は違います。ちょうど結婚と重なったこともあり、「何としても変わらないと」と頑張りました。 

妻と話して物事の見方が変化

夫婦は何でも話すこと。神の教えにあるとおり、妻には、職場のことも何でも話しました。「『お疲れさま』と声を掛けたのに返事がなくて…」。これまでなら、しばらくモヤモヤしたはずの出来事も、妻に「聞こえなかったのかもしれないね」と言われてすっきり。「そうか。そうだよな」。少々嫌な態度のお客さまと出会ったときも、「その方も、嫌なことがあって、気持ちが荒れていたのかもしれないね」と妻。これまた「そうだな」。自分にはなかった感じ方に触れ、物事の見方が変わっていくのを実感しました。 

人間関係に悩んでいるときの私は、自分の気持ちにしか目が向かず、常に自分中心の考え方をしていたと思います。そんな私が、人の気持ちを考え、自分から人に関わりたいと思えるようになれたのです。 

人との出会いを楽しめるように

最近は、周りを頼りながらも、役に立ちたくて、「自分にできることは精いっぱい」そんな気持ちで仕事に臨んでいます。「これ、お願いできますか」と声を掛ければ、みんなが気に掛け、助けてくれて…。私も、「忙しそうだな」と相手の状況を感じ取れたり、思いやれたり。「手伝おうか?」「調子はどう?」などと話し掛けるうち、職場の雰囲気も良くなってきていると感じます。お客さまにも、自ら寄っていって会話を楽しむ日々。「あなたにお願いしたい」と頼られることも増えてきて、うれしくてたまりません。 

妻の考えを素直に受け入れられるのも、神の教えを意識し続けられるのも、夫婦で学んでいるおかげ。妻とは、「年を取っても、二人で支え合っていこうね」といつも話し合っています。

「真理」に生きる家庭に
 人間の実体(こころ)は磨かれ
  「正道」をゆく存在(ひと)と
             成って行く
 ますます 運命の力が引き出され
   多くの出会いに支えられる
            人生が始まる
 人々との出会いに悩むことなく
  欲心(よくしん)に
     人生(こころ)
      振り回されることもなく
  常に「運命」の力を社会に奉仕し
   良き因を「心の道」に残してゆく

『真実の光・神示 令和5年版』85ページ