No. 1466

今の自分がいるのは…
ようやく見えた家族の存在

(山形県HI/60代女性/主婦) 

自営の仕事を廃業する際、関連会社から声を掛けられ、パートとして働き始めました。これが第二の人生の始まり。しかし、苦しいスタートでした。 

家族に話したら気持ちが一変

配属先は、「あそこは嫌だな」と思っていた部署。働いてみると、苦手なパソコンをするわ、人間関係も難しいわで、口から出るのは「やっぱり無理…」という言葉ばかり。「そんなに嫌なら辞めてこい」と夫に言われたら、不思議なことが…。私の気持ちを分かってくれている、強い味方がいる…と思えて、「もう少し頑張ってみよう」と力が湧いてきたのです。 

自分にできることを頑張ると

どうしたら自分の良さを生かせるだろう? 浮かんだのが、笑顔、明るい声、清掃。仕事は一つずつ覚えればいい。誰にも気持ちよく挨拶し、お得意さまにはひと言添えて…。同僚の性格が分かってくると、挨拶が返ってこなくても「そういう気分なのね」と、相手に振り回されなくなりました。 

自分にできることを頑張ってみたら、出勤しただけで快く迎えられ、「安心して接客を任せられる」と喜ばれるように。必要とされていることがうれしく、励みにもなって、楽しく働けるようになったのです。 

定年を迎える年齢となった3年目。所長に挨拶に行くと、「全く想定してなかった。辞めないでくれ」。周りからも、「いつも穏やかで、みんなの癒やしだったのに…」「来る楽しみがなくなるよ」。引き止められるとは思わず、驚きとうれしさで胸がいっぱいに。それに、望まなくても、自分の居場所が自然とやって来るなんて! あの時、辞めていたら、こんな感動は味わえなかったと思うと、頑張りの全てが報われました。 

“大事なこと”が欠けていた

ただ、自分はもう終わりと決めていたので仕事の納め方が分からず、教務相談へ。「夫婦で話し合いましたか」「これまでの感謝や素直な気持ちを、ご主人に伝えていますか」と聞かれて、ドキッとしました。いつも自分で決めて、それを夫に報告するだけだった…。妻として夫にどう向き合っていたのかを、初めて自覚できたのでした。 

夫の応援があったから勤められたのに…。まずは感謝の気持ちを伝えよう。「お父さんのおかげで働くことができました」。会社から継続を…と言われていることも話すと、「そんなに必要とされるなんてすごい!」と最高の褒め言葉まで。私に足りなかったのは、家族が自分にとってどんなに大事な存在か…という認識です。

第三の人生の目標が見えた!

夫婦、親子の関係が薄かったのは、面と向かって話をしてこなかったからとも思いました。掛け替えのない“家族との縁”こそ深めるべき重要事だった…。私の第三の人生の目標が、はっきり見えました。職場には、丁重にお断りして退職しましたが、多くの方々のご恩は忘れません。 

最近、夫と神の教えを学んだり、子供への関わり方を話し合ったり。不安に思うことがあっても、二人で話していると安心でき、むしろ感謝することが増えてきました。まずは、夫ともっと心を通わせて、そして子供とも…。心が固く結ばれた仲の良い家族になるのが、今の目標です。

――悔いなき人生 基なすものは
        「和のある家庭」――
教えは「真理」
     ただただ心かけて実践すべし
 実践重ねるほどに 会話も増えて
   存在通して 支え合える家となる
 神の手の中 家族の心導かれ
     縁を深めて その家は栄える

『真実の光・神示 平成18年版』181ページ(中略あり)