数年前から、少しずつ痛み出した足。ここ最近は、足を前に出すだけで激痛が走ります。「あんたほど頑丈な人おらん」と言われてきた私です。こんな姿を人に見られるのが嫌で、痛みを隠して歩きました。
とうとう限界が訪れ、病院に行くと、「股関節が末期の状態」との診断。我慢強さが災いし、骨は、ボロボロのカスカスに…。骨を5~6cm削って人工関節を入れるという、大変な手術になってしまったのです。「何で私がこんなことに…」と心は落ち込み、暗くなる一方でした。
入院生活最大の収穫
教会図書を読んでいると、「神の教えがあれば、一見災いに思えることも、必ず吉に返せる」と確信し、前向きに手術に臨む心ができました。しかし、「まだ気付かなならんことがあるのかも」。入院してからも、教会図書を読む中で、大きな反省点が見えたのです。
同居している長女夫婦は共働きのため、毎日、遅い帰宅。私が夕食を作ることが当たり前で、だんらんの時間がないのが不満でした。思いどおりに事が運ばないと文句を言う私に対して、他の家族は腹を立てたり、強く言ったりしないと気付きました。「私の心に優しさが足らんがかな」。初めてここに気付けたことが、最大の収穫。私が変われたきっかけでした。
人と心が通う喜びを味わって
手術を終え、1日目は歩行器で、2日目はつえを使って、3日目からは自力で歩けました。リハビリで押してもらうツボが気持ちよく、「先生の指に魂を感じて、すぐ治る気がします」と言うと、「こんなにやりがいを感じたことはない」と逆に感謝され、何とも言えないうれしさが込み上げました。人の心を大切にすると、自分も喜びをもらえること。これを神は、私に教えてくださっていると感じたのです。
私の回復は、異例の早さとのことで、看護師さんに「こんな人初めて。病院はあなたの話題で持ち切りや」と言われたほど。神のご守護以外ないと、即、感謝しました。
家族の優しさが感じ取れると…
自分でも不思議なくらい全てがスムーズに運び、わずか13日で退院。家に戻った今、漠然としていた家族の優しさを、はっきり感じ取れます。
三女が買ってきてくれた栄養ドリンクを見ると、「『長生きしてね』っていう心で、くれたんやろうな」と思い、最後の一滴まで味わう私。長女は、遅い仕事帰りに、しょっちゅう私の好きな魚を選んできて、朝食の準備をしてくれます。今だけでなく、これまでずっと、家族は優しい心で接してくれていました。だから、今度は私が、家族の喜ぶことを…と、元気になった体を動かしています。
今回の出来事があったから、「神に守られている」という感動を何度も味わわせていただけました。喜びいっぱい、心ポカポカの毎日。私は、本当に仕合せ者です。
真の健康は 心を明るく 強くするところに成るもの
心がゆったり流れるほどに 体も健康 環境に調和して生活できるのである
真の健康 その姿を知って 今こそ「信者の道」を歩むべし
歩むほどに 皆の心は強くなる
全ての出会いに感謝できるゆえ 心は流れ 体も健康 楽しい日々歩んでゆける
真の健康は
心を明るく 強くするところに
成るもの
心がゆったり流れるほどに 体も健康
環境に調和して生活できるのである
真の健康 その姿を知って
今こそ「信者の道」を歩むべし
歩むほどに 皆の心は強くなる
全ての出会いに感謝できるゆえ
心は流れ 体も健康
楽しい日々歩んでゆける
『真実の光・神示 平成21年版』35ページ(中略あり)