No. 1021

突然、娘が障害児に…
全ての困難を乗り越えて
(秋田県YS/40代女性/美容師)

22年前、我が家に誕生した双子の娘。1歳の時、長女がインフルエンザ脳症にかかり、生死の境をさまよいました。夫と神の館へ救いを求めに行き、職員に言われた「娘さんは、この世に必要とされて生まれてきた子」。私たちがこの言葉の意味を悟るのは、ずっと先のことです。

ご守護の中、命は助かったものの、長女には障害が残りました。五体満足で生んだ我が子が、寝たきりで、言葉も話せなくなって…。つらく、悲しい心を必死に祈願し、時間とともに、「生きていてくれてありがたい」と受け止められるようになっていきました。

互いの気持ちが分かると…

けれど、夫は違いました。「なぜこうなった?」と、現実を受け止められないのです。「何でそう言うの? 命があるだけでありがたいのに…」と不満が募りました。

私の中ですぐに出てくる、「何で?」と夫を責める心。言葉にしなくても、子供は親の感情を敏感に察します。ですから、神の教えで学んだ「家族の和」を、もっともっと意識するように取り組みました。「何で?」ではなく、「そう思ってたんだね」。そこから、私も夫もお互いに、「あなたはそう思ってたんだね」と分かり合えるようになったのです。

普通の子育てとは違うことも多い中、夫には、本当に支えてもらいました。次女にはいろいろ我慢させましたが、家のことをよく手伝う、お姉ちゃん思いの子に成長…。同居の義父母の支えも大きく、家族の絆は一年一年、強くなっていったのです。

子供たちがくれる多くの喜び

7年前には、三女を授かりました。成長が遅く、何度か診察を受ける中で、昨秋、知的障害と判明したのです。我が家に障害のある子が2人。でも「大丈夫」と思いました。心強い家族と一緒だから…。長女が障害児になった22年前とは、まるで違う心になっていたのです。

それぞれがこの世に必要な存在

今、長女は病院内の施設に入所しています。最初は、寂しい思いをさせるのでは…と葛藤しました。この子が病気になったのは親の責任…。心の底には、そんな負い目もずっとありました。

その苦しさを、3人の子が吹き飛ばしてくれました。次女は、「お姉ちゃんのような病気の子供を助けたい」と看護師の道へ。しかも、長女がいる病院に就職し、様子を教えてくれます。小1の三女は、愛嬌(あいきょう)たっぷり。誰にでもニコッと笑い掛け、思わずみんな笑顔…。思い返すと、長女もそうでした。支援学校に通っていた時、「娘さんがいるだけで安心する」と、どれほど声を掛けていただいたか…。言葉は話せなくても、いるだけで人の心を癒やせる。素晴らしい運命を、神は娘に下さったのです。

職員に言われた、「この世に必要とされて生まれてきた子」。3人の娘それぞれが、自分たち家族に…だけでなく、「この世に」必要とされた存在と強く感じます。神に、家族に感謝を深める毎日です。

夫婦で「教え」を学び 「真理」のある家庭をつくる努力を 夫婦二人で実践
 自然と 親 子の触れ合い 会話が増えて
    我が子の人生は 運命が導く心の動きを取り始める
 夫婦の会話 心の重なりも 増えてゆく
家庭は 運命の力に包まれて 夢を持って「生きる」気持ちが芽吹くもの(環境)
 家庭の姿(状況)は安定し 愛ある心が家族の気持ちを包み込む

夫婦で「教え」を学び
  「真理」のある家庭をつくる努力を
           夫婦二人で実践
 自然と
  親 子の触れ合い 会話が増えて
    我が子の人生は
      運命が導く心の動きを
             取り始める
 夫婦の会話 心の重なりも
            増えてゆく
家庭は 運命の力に包まれて
  夢を持って「生きる」気持ちが
         芽吹くもの(環境)
 家庭の姿(状況)は安定し
    愛ある心が
       家族の気持ちを包み込む

『真実の光・神示 令和2年版』44ページ