気性の激しい母とは長年不仲で、警察沙汰になるようなけんかもしてきました。母といっても育ての母で、養父は既に亡くなっています。実の両親のことはよく知らず、乳飲み子の私を、母が引き取って育ててくれたと聞きました。だから親孝行したいと思うのに、感情を抑えられません。「取り返しのつかないことをしてしまう前に、自分がいなくなった方が…」と思い詰め、苦しい日々でした。
心を動かした一冊の図書
一昨年の夏、そんな私を一冊の図書が変えてくれました。友人が、「一度連れていきたい所がある」と言いながらくれた、『実りの光(みち)28』です。開くと、ある神示が目に飛び込んできました。「人は誰も、愛を得てこの世に生まれ、愛を感じて人生終わる」。「生まれてきてはいけなかった」ずっとずっとそう思ってきた私の人生。でも、違いました。多くの人が愛をかけてくれたから、私は生まれ、生きてくることができたと知ったのです。
夫婦で信者となって、神の教えを学び出すと、心の汚れを洗い流すように、何度も涙があふれました。感情にのまれ、母の思いを知ろうともしなかった…。でも、これからは共に教えを学び、一緒に仕合せになっていきたい。湧き上がる思いを伝えると、母もすぐに信者に。手続きでは、「みんなでしあわせになれたらいい」と書いていて、その親心に胸が熱くなりました。
温かい家庭の築き方を知って
親子関係で悩んできた私に、神の教えは、家庭の築き方を教えてくれました。仕合せの土台は家庭で、その中心の夫婦は思いを語り合うこと。夫は家族の心を支える役目があること。一つずつ実践すると、自然と妻や子供たちとの穏やかな会話が増えて、家の中が明るくなっていったのです。
祈願すると心が落ち着き、追い掛けてでも人に文句を言っていた激しさが、出なくなりました。どうにも気持ちが収まらない時は、教会図書をくれた友人夫婦が不思議と我が家に顔を出し、話を聞いてくれるのです。そのタイミングの良さに、何度も「神に守られている」と思いました。
確実に変わった私の心
母は認知症が進み、入退院を繰り返すように。時に言動が激しいこともありますが、「この母に育ててもらった」という思いは、もうブレません。ある時、親子で手をつないで歩く姿を見た友人が、「奇跡だ」と喜んでくれました。そんな日々がありがたく、「生きてきて良かった」と思います。母にもこの喜びを味わってもらえるよう、できることを精いっぱいしていきます。
妻より
以前の私は、「夫を支えたい」と思うものの、どうしたらよいかが分からず、黙ってしまうことも多かったです。それが、神の教えを学び始め、相手の思いをよく聞きながら、自分の思いもしっかり伝える大切さに気が付きました。今、夫は、仕事が忙しい中でも、話し合いの時間をつくってくれます。私たち夫婦の心がぴったり重なっていると、義母のことも、より温かく支えられると実感しています。



――仕合せの基は 和のある家庭――
心で生きる人間は 魂安らぐ「家」を求めて生きている
「愛ある家」築けたならば 人は誰も 心明るく ゆったりできる
家庭の貴(とうと)さ気付いて 神の教えを我が家に入れる
神の手の中 真実の愛に心(魂)触れ 純な愛が家族をつなぐ
――仕合せの基は 和のある家庭――
心で生きる人間は
魂安らぐ「家」を求めて生きている
「愛ある家」築けたならば
人は誰も
心明るく ゆったりできる
家庭の貴(とうと)さ気付いて
神の教えを我が家に入れる
神の手の中
真実の愛に心(魂)触れ
純な愛が家族をつなぐ
『真実の光・神示 平成17年版』177ページ


