No. 1766

“人と関わる”って楽しい
中学生になって見えたこと

(福岡県HN/10代女性/中学生) 

中学生になったばかりの去年は、新しい環境に慣れるのに必死でした。でも、あれこれみんなと関わるようになって、毎日が本当に楽しくなりました。 

一人で過ごすのは楽だけど…

私はもともとシャイな性格で、小学生の時は、学校ではほとんど話していません。一人でいればやりたいことに専念できるし、あんまり人と関わろうとは思わなかったです。でも、毎月「実りの集い」に出て、家族といろいろ話すうちに、だんだんその考えが変わってきました。少しずつ、「“人と調和する”って大事なんだな」と思い始めたんです。マイペースに過ごすのは楽だけれど、確かにちょっと寂しかったです。だから、「自分から人と関わっていこう」と思いました。 

家族と話して気付いたことは

そんな気持ちでスタートした中学校生活。一緒に給食当番になった子は、自分からみんなに話し掛けていて、私にも声を掛けてくれました。思い切って、「どんなことが好きなの?」と聞くと、お互いにアニメが好きと分かって意気投合。それをきっかけに、その子やクラスの人とも、よく話すようになりました。 

中には、言葉が強いとか、うつむきがちなど、「どうしたら仲良くなれるかな…」と迷う人もいます。そういうときは家族に相談。両親も姉も、私の話を聞いて、「話してみると面白いかも」「優しい性格なのかも」などと言ってくれます。家族と話していると、一人では気付けないことに気持ちが向きます。この時は、「私は人のマイナス面を見やすいな」とハッとしました。だから、温かい心で、人と楽しく関わりたいと祈願するようになりました。 

できることが見えてくると

そのうちに、“自分にできること”が見えてきました。私は数学が得意です。前は苦手だったのが、勉強するうちに楽しくなりました。数学で戸惑う人の気持ちが分かるので、「大丈夫?」と声を掛け、一緒に考えると、「こういうことか!」と喜んでもらえたんです。それが、とてもうれしかったです。テスト前は、お互いに問題を出し合ったりして、いつの間にかクラスみんなと仲が深まっていました。 

普通の毎日が明るく楽しく

2年生になった今は、広報委員としても頑張っています。立候補したのは成り行きもありましたが、不思議と「頑張ってみよう!」と思いました。私の描いたポスターを、「かわいい!」「この模様いいね」と言ってくれる人もいて、やってみて良かったです。人と関わるだけで、普通の毎日が明るく変化して、今までと“違う世界”が見えてきました。以前より、物事を前向きに捉えられるようにもなりました。家族や学校の先生、周りのみんな、そして大切な気付きを下さった神に感謝しています。 

母より

幼い頃から緊張しやすく、体も弱かった娘。「自分から人に関わろう」とする姿に、大きな心の成長を感じています。ここまでいろいろありましたが、家族で過ごす時間を大切に、まずは娘の気持ちを受け止めようと、夫と何度も話し合ってきました。娘が悩みを話してくれたときは、親の考えを押し付けず、何ができるかを「一緒に考える」のも、夫婦で共有してきたことです。今、持ち前の粘り強さを生かし、周りに頼られることもあるようで、親としてうれしく思っています。 

――「道」の真理に生きるなら
  「良縁」引き寄せ
   「楽しい人生」歩んでゆける――
 神の教え「真理」に触れて
      我が心の姿見詰めてごらん
 自然と感謝の思いが広がって
           出会いが生きる
 真の出会いは
  一つ一つの命(存在)に輝きを生む
    感謝の思いが
       出会いを重ねるのである

『真実の光・神示 平成20年版』118ページ