No. 920

一つ一つがお守りの中で
後押しを感じた就職活動
(神奈川県NK/20代女性/医療事務)

私は大学2年生のときに、統合失調症になりました。自分では「風邪かな」と思っていたところ、かかりつけの先生が「様子が違う」と気付いてくださったのです。その後1週間ほど入院し、今は1カ月半に一度の通院に。勉強は何とか続けようと頑張りましたが、今春、中退を選びました。「早く社会に出たいな」と思ったからです。何より女手一つで私を育ててくれた母が、その気持ちを理解してくれました。

「役に立ちたい」心で臨むと

その頃、公式サイトの儀式のページで、偶然「神光生清の儀」のことを知りました。「環境変化があったときに、先への不安を取り去り、家族と心を一つにして歩む思いを引き出す儀式」就職活動が不安な私にピッタリです。母と2人で受けると、「頑張ろう」という意欲が込み上げて、前向きなスタートを切ることができました。その時、ある病院の事務の募集が目に留まりました。病気をした私には、病のつらさが分かります。「これならお役に立てるかも」と、安心感まで出てきたのです。

「ここしかない」と思った就職先、しかし結果は残念ながら不採用。でもその数日後、「他の部署ならあなたに合うと思う。どうですか?」という連絡を頂き、何と正社員としての採用が決まったのです。

今の自分にできることから

私の所属は健診課。受診者が戸惑っているかなと感じたら「大丈夫ですか?」、終了後は目を見て「お疲れさまでした」など、自分から声を掛けています。小さなことですが、上司から「明るく接して、花があるね」と言っていただき、うれしかったです。集中していると一日があっという間に過ぎて、「もうこんな時間」と驚いてしまいます。

とはいっても、職場で涙が出てしまったこともありました。できないことが多くて、悔しかったからです。でもそれが、課内の方々に、病気のことを話すきっかけになりました。先輩たちは以前と何も変わらず接してくれて、「この職場で良かった。支えてもらってるな」と思います。

これからますます力を付けて

先日、上司との面談で、病気をして、大学を中退もしている私を、どうして採用してくださったのか尋ねてみました。すると、「自分の病を前向きに捉えていたこと。ちょうど他に統合失調症の方が就職し、受け入れ態勢が整っていたこと」と話してくれました。まるで、神様が私のために、道を開けてくださったように感じました。

私が今こうしていられるのは、神様と母の支えのおかげです。そのことに感謝して、「どんなに小さな仕事でも、任せていただいたことは誠実にやろう」と頑張っています。

母より

大学を卒業したい気持ちは、本人にもあったと思います。でも、明るく「やりきった」と言う言葉に、私も祈願で心を切り替えることができ、「本人がそう言うなら、続けさせることはない」と考えました。近頃、娘は自分で考え、率先して動くことが増えました。仕事にも休まず通い、周りの方々に支えていただきながら、頑張っています。生き生きした様子を見るにつけ、「今の仕事がこの子に合っているんだな」と安心しています。

命ある今を 社会に奉仕して「生きる」心の姿を 仕事という
我が「運命」を生かすために
    「教え」を学び 「真理」で生きる信者を目指してごらん
 自然と心安定し 「運命」の力を社会に奉仕する人となっている
 多くの人との出会いを生かし 世に奉仕する心(信念)を持って「生きる」
 社会で活躍する人の姿である

命ある今を
  社会に奉仕して「生きる」心の姿を
      仕事という
我が「運命」を生かすために
  「教え」を学び
    「真理」で生きる信者を
      目指してごらん
 自然と心安定し
  「運命」の力を
    社会に奉仕する人となっている
 多くの人との出会いを生かし
  世に奉仕する
    心(信念)を持って「生きる」
 社会で活躍する人の姿である

『真実の光・神示 平成28年版』15ページ(中略あり)