No. 919

思いを受け止めるとは?
温かい家庭に近づいた実感
(千葉県KS/60代女性/介護職)

ここ数年、神の教えを学ぶと、「家族、家庭」の言葉が心に残るようになりました。私の理想の家庭は、玄関に入っただけでほっとする温かい家…。でも現実は、夫の心は家から離れ、娘も人間関係がうまく築けません。みんなで仕合せになりたいのに、その願いはかなわないままだったのです。

積み重なった「家族」の言葉

それでも、学ぶたびに、少しずつ私の中に「家族」の言葉が積もっていき、「何としても変わりたい」と思った今年。私の悪い癖、話の途中で「それって違うじゃん」と言ってしまう、我の強さを変えようと思いました。

変えるためには、「相手の思いを受け止める」。それってどういうこと? まずはそこから考えました。夫がイライラしているとき、「何もしてないのに何なの?」と一緒にイライラしたら、夫の感情に「のまれて」います。「疲れてるのかな」と、のまれるのではなく、心の流れを「感じる」ことを意識したのです。すると、「ごめん、怒ってないよ。仕事が大変で…」と会話が穏やかに続いていきました。

家庭の温かさが娘に変化を

娘は、話の途中で「もういいや」とやめることがありました。私としては、「うんうん、そうね」と共感しているのになぜ…と思っていましたが、私の言葉の裏にある、「もっとこうすればいいのに」という心を、敏感に感じ取っていたのでしょう。

「大変だよね。でも、人には毎日、喜怒哀楽があるからね」と、対人関係に悩む娘の、つらい心の流れを感じながら接していきました。言葉としては、以前と同じ「うんうん、そうね」なのに、娘は「聞いてくれてうれしい」と、最後まで話してくれるようになったのです。

不思議なほど変わってきた!

今、家の中の空気が変わったことをはっきりと感じています。家電に強い夫が、古いエアコンを見てくれた時、思わず、娘と「パパすごい」「いてくれてよかったわ」と言葉が出ました。夫も娘もニコニコ。みんながそろっているだけで、私の心がほっこりするのです。

人との関わりが苦手な娘が、明るく仕事に通っているのも、以前にはなかったことです。友輝会にも出席し、時にはみんなの前で発言するなど、積極的になっています。

私が周りに笑顔で挨拶したり、声を掛けたりする姿を見て、「お母さんすごいね」と褒めてくれる娘。「最近できるようになってきたんだよ」と返す私。自分でも、ちょっとは丸くなれたかなと感じます。今年、不思議なほど変わってきた我が家です。

「教え」を通し 「和のある家庭」の姿(真理)を学ぶ
 自然と家族との関わりが深まり 調和が生まれる
調和がつくり出す力(環境)は大きい
 調和の基に 人間は実体を高め 「運命」に重なる人生を歩んでゆく
家族で「教え」を学び 「真理」で心重なる所(環境)に 「和のある家庭」が生まれる

「教え」を通し
 「和のある家庭」の姿(真理)を学ぶ
 自然と家族との関わりが深まり
    調和が生まれる
調和がつくり出す力(環境)は大きい
 調和の基に 人間は実体を高め
  「運命」に重なる人生を歩んでゆく
家族で「教え」を学び
  「真理」で心重なる所(環境)に
     「和のある家庭」が生まれる

『真実の光・神示 令和3年版』82ページ(中略あり)