信者となって47年。息子と2人で営む焼き肉店は、間もなく50周年を迎えます。「外食は『おなかいっぱい』だけじゃ駄目だ。楽しんでもらいたい」と亡き夫が立ち上げ、大事に大事にしてきたお店です。
喪失感から立ち直れたのは
今でこそ「そんなー、またまた」と言われますが、本来の私は静かに過ごすのが好きな人間です。お店のことなど何一つできない中で、夫が手取り足取り教えてくれて、いつしか夫婦でお店に立つ毎日が、私の生きがいになっておりました。ですから、8年前に夫を亡くした時の喪失感は、とても言葉では言い表せませんでした。
もうお店はできない…と失意の底にいた私を引き上げてくださったのが、お客さまです。「いつ再開するの?」「いつまでも休んだら駄目だよ」と、ひっきりなしにかかってくる励ましの電話…。子供たちの支えもあって心を立て直せたのです。
仕入れも調理も、心を込めて
私どもの店は、夫の代から「手作り」がモットーで、タレもキムチも全てが自家製。野菜を手に取るとき、ゆでるとき…、「食べ頃だよ」と食材の声が聞こえる気がして、料理にも自然と心がこもります。お客さまからは、「どの店でも一つや二つはいまいち…と思うメニューがあるのに、ここは何を食べてもおいしい。不思議」とお声を頂き、うれしいです。神の言われるとおり、真心は伝わることを感じます。
長きにわたって支えてくださるお客さまも、初めての方も、どちらも「きょうはこの店で食べたい」と足を運んでくださった方。ですから、平等に。神の教えにもあるように、お一人お一人の心を大切に。50年間変わらない、私の接客の原点です。
お迎えやお見送りは、できる限り手を止めて、息子と一緒にさせていただきます。2人でしているので、お待たせする日もありますが、「もう食べると決めて来たから」と何の苦情もありません。どこまでもお客さまに支えられている、私どものお店です。
神と出会えて今の仕合せが
初めて来られた時は態度が硬かった方も、お帰りの頃には表情が柔らかくなり、その次は、別人のような笑顔でお越しくださいます。相手を思えば思われる…ではないですが、そんな心の交流が、本当に楽しいです。あまりに良いご縁をたくさん頂き、人見知りの私が「人が大好き」に変わってしまいました。
50年近く神の教えを学んできて、あらためて思います。半世紀前から何一つ変わらない神の教えは、まさに真理。当時はただ「いい話だな」と思っていましたが、その素晴らしさを深く感じるようになりました。金や銀には換えられない、どこを探しても得られない仕合せ。それを今、毎日味わわせていただいております。
悔いなき人生を歩み 「心の道」に良き因を残す人は皆 奉仕の心に生きている
「教え」に生きて 家族 縁者 信者 世の人との出会いを大切にされよ
「教え」が「運命」の力を引き出し 良き出会いを生み出す
出会いが広がり 深まるほどに
人の心(運命)は磨かれ 輝きを増し 多くの人の「心」を引き付ける
人との良き出会いを生み 育む人は
多くの人の支えを得て 社会を「正道」へと導く人(存在)となる
悔いなき人生を歩み
「心の道」に良き因を残す人は皆
奉仕の心に生きている
「教え」に生きて
家族 縁者 信者
世の人との出会いを大切にされよ
「教え」が「運命」の力を引き出し
良き出会いを生み出す
出会いが広がり 深まるほどに
人の心(運命)は磨かれ
輝きを増し
多くの人の「心」を引き付ける
人との良き出会いを生み 育む人は
多くの人の支えを得て
社会を「正道」へと導く
人(存在)となる
『真実の光・神示 令和2年版』68ページ(中略あり)