妻が新型コロナに感染。我が家には、持病のある両親と3歳の息子がいます。そして、私の職業は看護師。妻は「自分のせいで大変な迷惑を掛けた」と追い詰められたのでしょう。心が激しく不安定になり、入院することになったのです。
もっと思いを共有できるように
私たちは大きなケンカもしないし、「うまくやっている」。妻は両親とも「うまくやってくれている」と思っていました。というより、そう思おうとしていました。「妻は心に何か秘めている」という感触が、実はずっとあったのです。でも、その中身を知ってしまうと、今の平穏が崩れてしまいそうで、そのままにしてきた私でした。
妻が不安定になったのは、これまでの蓄積であり、コロナはただのきっかけ。この蓄積を切り崩す作業が必要でした。妻も私も、神の教えを学んできた身であり、弱さを見せられない…という変な気負いがあったのでしょう。のみ込めるところはのみ込んでいました。でも、「本音で」「本気で」関わってこそ、本物の夫婦に近づけることを神の教えでつかんだのです。
子供は夫婦の心のバロメーター
妻は1週間ほどで退院できました。これまで気持ちをため込ませてしまったことも、自分が本音を話してこなかったことも謝り、本気で関わっていきました。会話するにも、何が嫌だったのか、どうしてそうしたのか。自分も言うし、妻も話せる場づくりを意識していったのです。
錯乱状態だった妻の様子が、あっという間に安定し、そればかりか、気持ちを内に秘めがちだった息子まで、本音を言ってくれるようになりました。妻の一件でもっと不安定になったら…と心配していたのですが、私も「お母さんは病気を治そうとしているんだよ。不安かもしれないけど、大丈夫だからね」と隠さず話しました。すると、息子も、ちゃんと理解しているようでした。トラウマになることもなく、むしろ今の方が母子の絆が深まっているのです。「お父さん、お母さん、大好き!」とピタッとくっついてくる息子を見るたび、夫婦の心が、子供の精神状態に直結していると感じます。
目指すは「最強の夫婦」
妻は「一つ一つの出来事に無駄がなかったと感じる」と言い、私も同感です。渦中にいる時は大変だったものの、今になってみれば、不思議とプラスになっています。この「マイナスを生かす生き方」は、神の教えでしかつかめないこと…と思うのです。
これから目指すのは「最強の夫婦」。互いを信頼し、何でも支えて、一緒に乗り越えていくイメージです。「けんかしないからいい夫婦」でなく、神から見ても「本物の夫婦」と言われる夫婦になれるよう、2人で手を携えて歩んでいきたいです。
会話のある家庭に 人の心(運命)は磨かれ 悔いなき人生を歩み抜く力となる
自ら「教え」を学び 身に付け 家族の心を愛でつなぐ努力をする
自然と家族の会話も増え始め 家庭のあるべき心の姿が見えてくる
夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
自然と親と子の心が重なり 愛が支える思い(期待)が芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ 悔いなき人生へと導いてゆく
会話のある家庭に
人の心(運命)は磨かれ
悔いなき人生を歩み抜く力となる
自ら「教え」を学び 身に付け
家族の心を愛でつなぐ努力をする
自然と家族の会話も増え始め
家庭のあるべき心の姿が見えてくる
夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
自然と親と子の心が重なり
愛が支える思い(期待)が
芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ
悔いなき人生へと導いてゆく
『真実の光・神示 平成29年版』28ページ(中略あり)