No. 892

何も難しくなかった!
「心の調子」を整える
(北海道RF/60代女性/主婦)

私は、幼い頃から虚弱体質で、親に「病気の問屋さん」と言われたほどです。大人になっても乳がんの全摘手術など、さまざまなことがありましたが、神のご守護の中、全て乗り越えられました。15年前に夫が脳梗塞で倒れ、さらに認知症となっても、私が元気に働いてこられたのです。

立ち止まって見詰めた自分の心

無我夢中でやってきて、気付けば私も70歳目前。最近、疲れを感じるようになり、「無理をしているかな」などと考えていたところ、腕が腫れてしまいました。念のために…と心が動き、病院に行くと、別の場所にがんが転移していることが分かったのです。「神が気付かせてくださった」と思えてなりませんでした。

その直後、帯広に待ちに待った偉光会館が開所しました。神が宿る館で学ぶと、家での学びより気付きが大きいです。私の中で特に響いた神示は、「体の変調は、日々起きること。病名を付ける前に、心の調子を整える」。自分の「心の調子」はどうか、立ち止まって振り返ってみたのです。

家族のために…と思っていても

「家族のために」の心でずっと頑張ってきましたが、そこには「何で家族のためにこんなに頑張らないといけないの?」という不満もありました。一方、夫は、動きにくい体で、家族のスリッパをそろえたり、自分の背丈ほどの植木に水をやったりしてくれています。夫なりの「家族のために」の心。そこに感謝すらしていなかった私は、体の前に、心の調子が乱れていたのです。

夫が服を汚したとき、傷つかないように、明るく、さらっと「洗濯物があったら出してね~」。面倒だった料理も、夫にしてみれば楽しみの一つだろうと思うと、彩りを良くしよう、これも作ってみよう…と、楽しくなってきました。私なりの「家族のために」。全く難しくありませんでした。最近は、娘がしょっちゅう「ありがとう」と言ってくれ、夫、娘、私の間で感謝の言葉が飛び交っています。

言葉にこもる思いを感じて

そのような中、何とがんの数値が下がり、薬で様子見することになったのです。「心の調子を整える」を意識し始めてからというもの、今までより体がよく動き、夜はバタンキュー。朝になるとシャキッと起きられます。

就寝前、夫に「ありがとう」と言うのが私の日課。すると、照れた顔で「こちらこそ」と返してくれます。認知症で、他の言葉は出なくなっても、この言葉だけは忘れていないようです。私や娘が出掛けるときは、外まで出てきて、振り返っても、振り返っても手を振り続けてくれる夫…。「ありがとう」の気持ちが、日に日に増しています。今が本当に仕合せです。

「教え」を学び 「真理」を心(人生)の支えに生きる人の心は 健康そのもの
 体の変調は 日々起きること
 病名を付ける前に 心の調子を整える
 「教え」に気付きを得るほどに 人は自ら環境に気持ちを合わせて生きられる
 この心の姿に 真の健康がある
「教え」が命(生命力)を引き出し 家庭の支えを得て 医療の手当てが生かされる

「教え」を学び
  「真理」を心(人生)の支えに
    生きる人の心は
      健康そのもの
体の変調は 日々起きること
 病名を付ける前に 心の調子を整える
 「教え」に気付きを得るほどに
  人は自ら環境に
    気持ちを合わせて生きられる
 この心の姿に 真の健康がある
「教え」が命(生命力)を引き出し
    家庭の支えを得て
      医療の手当てが生かされる

『真実の光・神示 令和3年版』24ページ(中略あり)