新婚ほやほやだった5年前。周りからよく「大変そう」と言われたものです。でも、当の私は「何でだろう。私はこんなに夫を愛しているのに」と思っていました。
「一心同体」の意味とは?
夫婦として四六時中一緒にいると、恋愛中には見えなかった「いろいろな夫」が見えてきます。夫は話を聞いてはくれるものの、自分の中に「こう」という思いがあると、私の考えは受け入れてもらえません。「ありがとう」も全然言ってくれません。小さな不満が積み重なっていきました。
勉強会で「夫婦は一心同体」と言われた時、血の気が引く思いがしました。夫婦であっても、私と夫の人生は別。私には「2人で歩む人生」という感覚がなかったからです。でも、「夫のために」という思いがなかったわけではありません。早くに父を亡くした私は、一生懸命働いて家族を支えてきました。結婚してからは、夫とつくる家庭を「私が」どうにかしなくちゃと頑張っているつもりでした。
「無理しちゃ駄目」と言われても、やり過ぎてしまう私の性格。「八分目」に抑えて夫に頼る大切さを、神の教えで知りました。それが「一心同体」。家事も育児も嫌がらずに手伝ってくれる夫のおかげで、私の心は明らかに楽になっていきました。逆に、夫が仕事で疲弊していた時は、恩返しと思って支えました。夫は「精神的に弱っていたから、ママの気遣いが涙が出るほどうれしかった。ありがとう」と言ってくれました。
2人で歩む人生の醍醐味(だいごみ)
今年、長女が幼稚園に通える年齢となり、2年保育か3年保育かで、夫と意見が割れてしまいました。「あなたは日中、子供と過ごしてないから分からないでしょ」と自分の意見を貫こうとして気付きました。「こう」という思いがあるのは、私も同じ。だから、先に夫の「こう」を聞きました。そうして2人で出した1つの答え。不思議と「お互いに」嫌な思いが残らなかったのです。
神の教えを知らなければ、私たちは1年も持たなかったと思います。でも、今、知人から「2人の爽やかな空気感に感動する」「子供たちを大切に育てていて、見習いたい」と声を掛けていただきます。結婚当初、あれほど心配された私たちが、たった5年で夫婦らしくなって、憧れられている。それも自然と…です。本来はなかったであろう人生を歩ませていただいている感謝で、胸がいっぱいになります。
二人で歩む人生 折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て 二人で声掛け 支え合って乗り越えられる
出来事の一つ一つが 全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と成ってゆく
和のある家庭が醸し出す環境を 大切にする二人であれ
二人で歩む人生
折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て
二人で声掛け 支え合って
乗り越えられる
出来事の一つ一つが
全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と
成ってゆく
和のある家庭が醸し出す環境を
大切にする二人であれ
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』101ページ(中略あり)