No. 877

生きる希望を失った息子…
心のサインに気付いて
(埼玉県HM/50代女性/主婦)

1年前、長男が悪性リンパ腫の治療を終えました。体調も戻って復職できたものの、今度は人間関係で悩み、抑うつ状態に。また出勤できなくなったのです。朝から晩までお酒に溺れ、「どうせ俺は長く生きられない。仕合せになれない」と何度も口走るようになりました。

夫婦が心を重ねて支える姿勢で

長男はまだ30代。生きる希望を失った姿は、親として、切なくて、つらくてたまりませんでした。「何でお酒なんか飲むの」「体にいい物を作ってあげているのに、どうして体を大切にしないの」。私の中に蓄積されていく「何で」「どうして」の心。息子を「案ずる心」は、いつの間にか「責める心」に変わっていたのです。

子供には、夫婦の心をぴったり重ねて向き合うこと…と神の教えでつかみ、「息子がどんな状態でも、2人で受け止めよう」と決めました。暴言に傷ついても、無視されても、「一番苦しいのは本人だから」「きょうはこういう日だね」と、とにかく受け止める。これを繰り返していたある日、息子が「荒れてごめん」と言いました。「何があっても、パパもママも絶対にあなたを支えるから」とぎゅっとハグしました。

長男は、愛されている自信がなかったのでしょう。「俺は家族に迷惑ばかり掛けている。生まれてこなければよかった」と、心の内を語り始めました。「あなたがいるから、私たちはお父さんとお母さんにしてもらえてるんだよ」「いなくなったら寂しいから、とにかくママより長生きして」と伝えたこともあります。夫も、息子とお風呂に一緒に入るなどして、男同士で過ごす時間を大切にしていました。

心が安定して笑顔の毎日に

手が付けられないほど荒れていた長男が、見る見る落ち着きを取り戻し、この春には何と復職。今では「休むと周りに迷惑を掛けるから」と欠勤も一切せず、元気よく出掛けていきます。医師に再発を心配されたがんも、とても落ち着いている状態です。

「あなたの顔を見ると、本当に元気が出る」こんな言葉が、私の口から自然と出てきます。疲れたときに、「きょうこんなことあってね。元気ちょうだいよ」と息子の隣に座ると、「まあ、まあ」と言いながら肩をたたいてくれます。その優しさが心に染みて、ついスキンヘッドの頭をなでなでしてしまう私です。

休日に友人と釣りに行った息子が、帰ってくるなり、キラキラした目で言いました。「魚を見て『生きる』っていう躍動感を感じたよ!」。生きる希望をなくしていた1年前を思うと、信じられない言葉です。あの時の苦しみがうそのように、穏やかで、仕合せな毎日が今、訪れました。

夫婦で「教え」を学び 夫婦の心を一つに重ねて我が子に触れる
 親(両親)の思いを受け継いで 我が家の「心の道」に生きる子供が育ってゆく
教えに生きる夫婦が築く家庭で 我が子は実体を高め 運命に重なる人生を手にできる

夫婦で「教え」を学び
    夫婦の心を一つに重ねて
      我が子に触れる
 親(両親)の思いを受け継いで
    我が家の「心の道」に
      生きる子供が育ってゆく
教えに生きる夫婦が築く家庭で
  我が子は実体を高め
    運命に重なる人生を手にできる

『真実の光・神示 平成30年版』73ページ(中略あり)