No. 883

成長できる人間関係
「繊細さ」を強みに変えて
(福井県KY/10代女性/中学生)

私は、男子が苦手です。理由は、うるさいからです。人の迷惑になることを平気でするし、男子は全員そんな感じと思っていました。でも、「実りの集い」で「いろんな人と積極的に関わる」と学んだので、取りあえず一回やってみようと思い、隣の席の男子に話し掛けてみました。授業で分からなかったところを聞いたら、今度は逆に聞かれるようになって、今では他の男子とも話せています。そこまで苦手意識を持つ必要はなかったなーと思いました。

「今やる」が私のモットー

私は、人間関係で一方的に思い込むところがあるのだと思います。だから、相手はそんなに気にしていないことも、私は「何かあったのかな?」「大丈夫かな?」と気になってしまうのです。

でも、人の様子に気付きやすい分、あたふたしている子に「どうかしたの?」とか、「今からこれするで」とか、声を掛けることができます。私は、「今しなかったら、二度とできないかもしれない」と思っているので、先延ばしにせずに「今やる」ことを心掛けています。去年は、学級長に立候補して、クラスの子への声掛けを頑張りました。今年は学級長ではありませんが、今もずっと続けています。

学びの継続が確かな力に

本当は、「やっぱり合わないな」と思う人もいます。一緒に登校している子とも、どの道を通るかで意見が違ったり…。昔の私だったら、自分の思いを押し通していたけれど、今は否定せずにその子の考えを聞きます。なぜなら、そんな小さなことで仲が悪くなったらつまらないからです。こう思えるようになったのは、私の中では成長です。小1の頃から、「実りの集い」で勉強してきたおかげと思っています。

「実りの集い」のおかげで一番成長できたのは、イライラの回数が減ったことです。たまにかんしゃくを起こしてしまうこともあるけれど、親に聞いてもらうと、どうすればいいか一緒に考えてくれるので楽になれます。うじうじしないで、何事も「今やる」気持ちで、ポジティブに頑張っていきたいです。

母より

娘の話を聞いていると、中学生なりの人間関係の中で、葛藤しつつ頑張っているのを感じ、そんなことを夫と共有しています。

ただ、繊細な性格ゆえに、家でかんしゃくを起こし、「いい加減にして…」と思うこともあります。そんなときは、夫がさっと娘に声を掛け、話を聞いてくれます。神が教えてくださる、「夫婦2人で子供に関わる大切さ」を実感せずにはいられません。 娘のデリケートな性格も、最近は「人の思いを敏感に感じ取れる」という良い方向へ転換されているように感じます。その観察力の高さに、親の私たちが学ばせてもらうことも多く、娘の存在に感謝です。

人間は 多くの出会いを重ねるほどに 運命を磨かれ 実体は修正されてゆく
 人は皆 親との出会いに実体を共有し 家庭が育む環境に染まってゆく
 学舎(まなびや)の出会いで 感情のつながりを体験し
    社会に巣立って いよいよ「運命」の力をもって 奉仕する出会いが持てる
「道の真理」に生きて 人間は社会に役立ち 生かされる出会いが待っている

人間は
  多くの出会いを重ねるほどに
    運命を磨かれ
      実体は修正されてゆく
 人は皆 親との出会いに実体を共有し
    家庭が育む環境に染まってゆく
 学舎(まなびや)の出会いで
      感情のつながりを体験し
  社会に巣立って
    いよいよ「運命」の力をもって
      奉仕する出会いが持てる
「道の真理」に生きて
  人間は社会に役立ち
    生かされる出会いが待っている

『真実の光・神示 平成29年版』163ページ(中略あり)