No. 867

子供が本音を言わない理由
払拭した「子育ての後悔」
(神奈川県KY/40代女性/主婦)

24年前、生後8カ月の娘を連れて離婚。一人で育てる苦労は並大抵ではありませんでしたが、娘のためなら何でも頑張れました。その娘は大の子供好きで、保育士になるのが昔からの夢。道筋をつくるのが親の役目と、私も全力で応援し、念願かなって保育園に就職が決まりました。

親の役目も一段落です。私は縁あって出会った人と再婚、娘は一人暮らしを始めました。保育園での楽しそうな写真を見せてくれ、充実しているものと安心しきっていたら、突然、母から聞かされた衝撃の事実。娘が「職場でいじめられている。辞めたい」と泣き付いてきたらしいのです。

娘が話さないのではなく…

私には本音を言ってくれない娘。いえ、本当は、私が「本音を言わせない母」だったのだと思います。退職した娘と話す時間を持ちました。「別の園で働いたら大丈夫」と励ましたら、かえってプレッシャーになったようです。夫が「あの子にもいろんな思いがあると思う。焦らないでいいんじゃない?」と助け舟を出してくれました。「焦らない」。私には全くなかった感覚を、夫の言動から教わったのです。

娘は、少しずつ相談してくれるようになりました。「保育園で働きたいけど怖い」。これも娘の本音と思い、夫と受け止めていくうちに、娘は自分から面接に行き始めました。そして、先月、保育園に再就職が決まったのです。週3回のパートですが、これが娘に合った働き方で、お役に立てるならそれが一番。焦る心はありません。

娘は、私の母に「ママが一生懸命してくれているのが伝わる」と話していたようです。このところ、私たちにもすごくいい笑顔を見せてくれます。仕事で楽しかったことも、悲しかったことも話してくれて、いい関係を築けている実感があります。

「今」できることを探る

正直に言うと、娘に対してはずっと申し訳なさを抱えていました。一人親で育てていた時代はゆとりもなく、神の教えとは真逆の関わり方をしたからです。でも、そこから挽回する方法があることも、神の教えで知ったのです。

かつて娘に見せられなかった「温かい家庭」の姿。それを今こそ、娘に味わわせてやれるように、夫と「夫婦としていい手本になろうね」と話しています。過去には戻れなくても、未来を明るいものに変えていける神の教え。神から第二の人生を頂いた思いで、しっかり生きていきます。

我が子が 思いの全てを 安心して語れる親であれ
 我が子の心(実体)が育つ家庭の姿を知って 「教え」を自ら学び 親の姿に映し出す
 自然と 我が子の心は 家庭に根付き 親を頼り 慕い始める
日々 思いを親子で語り 信頼が育つところに
    我が子の心(実体)は安定し 運命の力が引き出されてゆく
 和心育つ家庭に 「心(運命)」は磨かれ その家は栄えてゆく

我が子が 思いの全てを
    安心して語れる親であれ
 我が子の心(実体)が育つ
    家庭の姿を知って
  「教え」を自ら学び
      親の姿に映し出す
 自然と 我が子の心は
  家庭に根付き
    親を頼り 慕い始める
日々 思いを親子で語り
    信頼が育つところに
  我が子の心(実体)は安定し
     運命の力が引き出されてゆく
 和心育つ家庭に
  「心(運命)」は磨かれ
    その家は栄えてゆく

『真実の光・神示 平成28年版』161ページ(中略あり)