No. 825

形の奇跡を求めた40年前
今、私が手にしたもの
(京都府MA/60代女性/主婦)

去年、信者になった私ですが、実は40年前に神と出会っていました。当時、私は女の子が欲しくて信者籍を置き、願いがかなったので、心を離してしまいました。

この40年、苦労ばかりだった…というのが正直なところです。短気な夫に怒鳴られ続け、長男は行方不明になり、次男は2度離婚をして、家に戻ってきました。気付けば私も70歳目前。「子供がこうなった責任は親にある。このまま死んだら浮かばれない」。そんなことを考えるようになりました。その時、思い出したのが神示教会です。今度こそ本気で神に救いを求める思いで、信者の友人に声を掛けたのです。

必ず応えてくださる神の愛

神の教えを学び始めて、いろいろ思い返しました。「私は悪くない」と心で夫を責めてきたこと。夫の気持ちを全く聞いてこなかったこと。私の中に「自分を省みる心」が生まれていました。

そんな中、引っ越しすることに。私が気ぜわしくしていると、夫が急に「嫌なら引っ越さんでもいい」「離婚する」と怒り出しました。またか…。神の館に駆け込み、勉強会に出席。

家に帰り、夫の部屋をのぞいて、「帰ったよ」と声を掛けました。いつもの私ならしないことです。「どこ行っとったん」と穏やかな返事。「引っ越しがちゃんとできるように、教会に行ってきた。新しい家からはお墓が近くなるから、一緒に掃除に行くからね」と伝えました。その日の夕食、夫は過去帳を持ってきて、うれしそうに先祖の話を始めたのです。私が神の教えを守ろうと努力したら、夫の変化をすぐ感じられて、本当にびっくりしました。本気で神を求めれば、ちゃんと応援してくださると分かり、がぜん力が出てきました。

夫と向き合う努力を重ねて

夫の言動にビクビクしたり、イライラしたりする日もあります。でも、すぐ祈願できることに感謝しています。行方不明だった長男の居場所も分かり、神が向き合うチャンスを下さったと、鳥肌の立つ思いです。

夫に言いました。「昔、私が働きに出てたから、お父さんが仕事に行くときに見送れずに、寂しい思いをさせたね」。夫から、「そんなん言ってくれたら涙が出るわ。わしより早く死ぬなよ」と返ってきました。

夫はがんを患っていますが、このところ元気で、テレビの音が聞こえないくらい大声で話します。休んでいた職人の仕事も、先月から復帰。「お父さんは腕がいいから、家におったら、宝の持ち腐れやで」と言って、私が車で送り迎えをしています。

ある日、夫は「わしの顔も変わったやろ」と言いました。見ると、確かに穏やかな表情。うれしくなった私の心。40年前は、形の奇跡を求めて信者になった私ですが、今、心が救われる、本当の奇跡を味わわせていただいています。

「教え」を学び 「真理」に悟りを得て 心(人生)に生かせる人は皆
    相手の気持ちを受け止め 正しい関わりを深めてゆける
「教え」のある家庭に 夫婦の運命は重なり
    互いの実体を 「真理」に生きて高めることに 気持ちが向かう
 二人の会話も深まり 共鳴 共感し合う人生が始まってゆく

「教え」を学び 「真理」に悟りを得て
     心(人生)に生かせる人は皆
  相手の気持ちを受け止め
    正しい関わりを深めてゆける
「教え」のある家庭に
      夫婦の運命は重なり
  互いの実体を
    「真理」に生きて高めることに
      気持ちが向かう
 二人の会話も深まり
    共鳴 共感し合う人生が
      始まってゆく

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』19ページ(中略あり)