No. 817

「神を信じてよかった」
心に感じる確かな奇跡
(香川県SF/70代女性/主婦)

今から30年ほど前。家事に、仕事に、近所付き合い…。同居の義母に怒られないよう、必死にこなす日々でした。忙し過ぎて、息子たちにどう接していたか、思い出せません。ご飯も食べさせていたのか…。片や夫は、休日になると自分の趣味を楽しむ人。会話はほとんどなく、息子たちは高校卒業後、早々と家を出て行きました。

「本気で」学んで見えたものは

やがて義母も亡くなり、夫婦2人暮らしになりました。そんな中、次男が離婚。私の心は重く沈み、夫はぽつりと言いました。「神さんしよるのに何でや?」。

2人でいろいろ話しました。これまで勉強会には行っていましたが、座っているだけ…という感じ。神が言われることを聞きもしないで、守っていただけるのか…。「最初から神の教えを学んでみよう」と、一から出直すことにしたのです。

その辺に積み上がっていた教会図書を、それぞれ読み始めました。しばらくすると、夫が私に、「手伝うことはあるか」と声を掛けてくれるようになりました。今までとは確かに違う姿を目の当たりにして、私もあることに気付きました。何十年も「この人は何もしてくれん人」と責め続けていましたが、本当は「言うたらしてくれる人」。私が何でも1人でやって、勝手に責めていたのです。

もう一つ気付きがありました。私は6人きょうだいの末っ子で、しかも長女。かわいがられて、わがままいっぱいに育ちました。そんな私を、夫はこれまで一度も責めることなく、まるでスポンジのように、ソフトに受け止めてくれていたのです。

神に守っていただける自分へと

次男のことを夫と話しました。何が変わるわけでもないですが、自然と会話は増えました。「わしは子供のこと何もしてこんかった」と言う夫。「私こそ記憶もないほどゆとりをなくしてた」と返す私。お互いに反省して、肩がすうっと楽になりました。

これまでの「ごめんね」の思いを込めて、次男に夜食を届けています。話し掛けても「何?」と素っ気なかった次男の態度が、少しずつ柔らかくなり、今や休日には我が家で話をしています。しかも、県外に住む長男まで、定期的に連絡をくれるようになりました。年齢は50手前のオッサンですが、かわいい子供たちです。

夫婦で見つけた仕合せへの道

今、夫と「2人で一つやなあ」と言いながら、畑仕事をしたり、一緒に買い物に行ったりしています。実は、夫は農繁期になると体中が痛み、1週間近く動けないのですが、このところ全く痛みが出ていません。夫は朝起きると、「きょうも神棚の前まで歩けた」と言って手を合わせています。心が穏やかでいられて、体まで守っていただける、不思議な奇跡を頂いています。

「神さんいうたら、守ってくれるのが当たり前」と思っていた過去の自分を恥ずかしく思います。次男の離婚で、どーんと沼に落ちて、明かりのない所で手探りして、夫婦で見つけた仕合せへの道。神示教会の信者でよかったと、心から感謝の日々です。

自ら「教え」を学び 身に付け 家族の心を愛(愛心)でつなぐ努力をする
 自然と家族の会話も増え始め 家庭のあるべき心の姿が見えてくる
 夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
    自然と親と子の心が重なり 愛が支える思い(期待)が芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ 悔いなき人生へと導いてゆく

自ら「教え」を学び 身に付け
  家族の心を
    愛(愛心)でつなぐ努力をする
 自然と家族の会話も増え始め
  家庭のあるべき心の姿が見えてくる
 夫婦仲良く 信頼を深める家庭には
    自然と親と子の心が重なり
      愛が支える思い(期待)が
        芽吹いてゆく
「教え」が家族の心をつなぎ
    悔いなき人生へと導いてゆく

『真実の光・神示 平成29年版』28ページ(中略あり)