No. 775

生きる希望が持てた
生きてるって楽しい!
(長野県KT/60代女性/主婦)

ある日突然、母が帰らぬ人に。「何で」「どうして」という思いが頭の中をぐるぐる巡りました。父は既に他界し、兄弟もなく、一人ぼっちになった私にあるのは喪失感だけ。希望もなければ、生きる意味さえ分からない。「私、生きてていいの?」そう自問自答していた私が、今、しっかりと生きています。

心を開いてくださったのは神

当初は、偉光会館へ行っても、人と目を合わせず、声を掛けられても、“関わらないで”オーラを出して無視。閉ざした心を初めて開いてくださったのが、神でした。本心はとても孤独で寂しかったことに気付かせてくださったのも、神が説かれる教えです。おかげで、気に掛けてもらうのが嫌で距離を取っていたのが、いつしか「ありがたい」に変わり、人と触れ合う楽しさを知るようになったのです。

不思議と前向きな気持ちになり、周りに勧められるまま、町内会の役員などを務めました。そんな中、知人から、小学校で朝の自習を見る、ボランティアの依頼を受けました。子供のいない私に務まるか不安でしたが、この時も「やってみたい!」と心が動いたのです。児童は一人一人個性豊かで、触れ合うのが楽しくてなりません。「ありがとう」と言われ、「どういたしまして」と返すたびに、気持ちが通じ合う感覚が深まっていきました。そうして迎えた初めての冬休み直前、クラス全員がサプライズで手紙をくれたのです。たくさんの感謝の言葉に、涙が止まりませんでした。

感じ方一つで大違い!

人との関わりで自分が磨かれていく。その手応えを味わい、生き方を変えたい気持ちが強まりました。

今はもう、「この人、嫌い」となる感覚も、人への無関心さもなくなりました。「あの人どうしているだろう」と気に掛け、散歩で会う人とも関わりたいほど。好きになれなかった人でさえ、私への優しさを感じ、会えるのを待ちわびてしまいます。周りには、身内をはじめ、縁のある人が大勢いて、寂しくありません。感じ方一つで、こんなにも毎日が楽しく変わるもの? 天と地ほどの違いに驚きます。

命ある今、一日一日を大切に

「今に満足、きょうに感謝」の神示のとおり、命がある今に感謝して、一日一日を大切に生きる。神は、私に生きる希望を下さり、しっかりと心に根付かせてくださいました。生きる楽しさをもっと味わっていきます。

「教え」を学び この世の仕組みが見えるほど
    人間は 社会に関わる我が「任(存在)」に気付き 奉仕に「生きる」心が芽吹く
神示「真理」に悟りを深め 日々「生きる」心の支えにしてごらん
 自然と 縁を生かす心の動きが取れる
互いに運命を重ね 「支える」心(任)が深まるところに 人の「命」は活きてくる

「教え」を学び
    この世の仕組みが見えるほど
  人間は
   社会に関わる
    我が「任(存在)」に気付き
     奉仕に「生きる」心が芽吹く
神示「真理」に悟りを深め
  日々「生きる」
    心の支えにしてごらん
 自然と 縁を生かす心の動きが取れる
互いに運命を重ね
 「支える」心(任)が深まるところに
    人の「命」は活きてくる

『真実の光・神示 令和3年版』50ページ(中略あり)