No. 771

「神に心を預ける」とは?
本当に訪れた仕合せな未来
(東京都MA/40代女性/主婦)

15年前の私には、今ほど仕合せな未来が訪れるなんて、想像もできませんでした。何をするにも不安でたまらず、心臓がバクバク、外出もできません。医師の診断は、パニック障害、うつ病。幼い子供を2人抱え、毎日が生き地獄でした。

自分で制御できない自分の心。神示で「神に心を預ける」というフレーズを目にしても、その感覚が分かりません。「こうしたら、ああなるかも」「ああしたら…」と、どうしても考えてしまい、心が不安で埋め尽くされていくのです。

神が寄り添ってくださる実感

欲しいのは、「安定した心」だけ。いつもいつも祈願していました。そして、神示を何度も読みました。分からないながらも、ただ一筋に向ける心を、神は受け取ってくださったのでしょうか…。純粋に、「神は自分に寄り添ってくれる存在」と感じるようになりました。たったそれだけで、心がとてもほっとしたのです。

私にとって神示は、「そうしなければならない」という戒律のようなものではありません。「こういう生き方をすればいいんだよ」「病のことも、まず受け止めればいいんだよ」と、優しく語り掛けてくださっている感じがするのです。

いつしか、神示に重なった心を求めて祈願するようになりました。私に寄り添ってくれるのは、神だけではありませんでした。夫です。仕事で忙しいからと、遠慮して言えなかった、「発作が起きそうで怖い」という言葉も、伝えると楽になれました。「抱え込まずに、家族に何でも話せるように」これも、いつも私が祈願していることです。

求めてやまなかったものが手に

「神に心を預ける」。少しずつ、その意味が分かってきました。それと同時に、症状も落ち着いてきて、今は、仕事ができるまでに回復しています。毎晩、お風呂に漬かれて、ぐっすり眠れて…。ささいな日常があまりにも仕合せで、神に、家族に感謝が込み上げるのです。

家族が支えてくれた分、私も同じように支えたい。そこまで私の心は変わりました。神に願いながら、夫や子供たちとの関わりを大切にしています。先日、息子が「こんなにいい家族ってないよね」と言ってくれました。私にとっては、一生忘れられないうれしい言葉です。

15年前、あれほど求めてやまなかった「安定した心」を手にできたこと。これが一番の奇跡です。「心が変われば、人生が変わる」。強くそう思います。

人は心で生きている
 心は自由にならぬもの ゆえに 心の安泰願って 神に心預けるのである
 神魂に重なる人の心(魂)に 迷いはなきもの
 我が心 魂に重ねて生きるなら 人との出会いに生きがい生まれる
 奉仕の心に生きられる
 六つの花びら咲き誇り 悔いなき人生手にできる

人は心で生きている
 心は自由にならぬもの
    ゆえに 心の安泰願って
      神に心預けるのである
 神魂に重なる人の心(魂)に
    迷いはなきもの
 我が心 魂に重ねて生きるなら
   人との出会いに生きがい生まれる
 奉仕の心に生きられる
 六つの花びら咲き誇り
    悔いなき人生手にできる

『真実の光・神示 平成17年版』234ページ(中略あり)

※六つの花びら;神が人としての仕合せを六つの花びらに例えてお教えくださった、基本真理の一つ。夫・妻、男女の子供、健康、職業、生活、希望の六つに恵まれることが、人としての仕合せなのです。六つの花びらは、順にかなっていきます。夫婦が仲良く暮らすと、親子の仲も良くなります。そのような家庭を築けると、健康に恵まれ、人の役に立とうという意欲も枯れません。社会で活躍できるので、生活に困ることもなく、大きな希望を持って人生を歩めます。詳しくは『理知の真理13』10ページで確認しましょう。