No. 770

こんなに仕合せでいいの?
晩年を温かい家族と共に
(神奈川県KH/90代女性/主婦)

3年前に夫が他界。一人暮らしとなっても、愛着のある家に住み、身近に友人や知人がいて寂しくありません。娘夫婦が同居を勧めてくれても、「元気だし、大丈夫」と、かたくなに拒否しておりました。

思いの強い自分の姿が見えて

ところが、昨年末、転倒して動けなくなってしまったのです。大事に至らなかったとはいえ、周りの心配をよそに、またもや「一人で大丈夫」と言い張る私。それが、娘夫婦と偉光会館に行き、職員と話しているうち、家族みんなで住めたら一番いいのかもしれないという思いが湧いてきました。

神の教えで、「人は一人では生きていけない」「家族は深い絆で結ばれた存在」と、何度も学びました。「時と所と立場に合わせた生き方を」とも教わりながら、素直でなかった自分の姿が見えてきたのです。

家族の一員という気持ちに

周りでは、一人寂しく人生を終えていく人もいます。それを思った時、「やっぱり家族と一緒にいたい!」と、ようやく決心。その日から同居が始まりました。

今までの生活と大きく違うのは、何でも家族と関われること。食事の支度や買い物を娘としたり、洗濯物を畳むのを頼まれたり。「おばあちゃん、ご飯ができたよ」「行ってきます」たくさん声を掛けられて、「自分は家族の一員」という気持ちにさせてもらっています。

愛ある心に感化されて

仲が良く、思いやりをもって支え合う娘夫婦。話していると、自分の考え方や感じ方の間違いに気付けることもしばしば。「お日さまに当たりに行きましょう」と誘う婿に、足元が心配と言ったら、手をつないでくれました。温かい家庭に呼ばれて、「毎日がこんなに仕合せでいいの?」と夢心地です。

愛ある心に私も感化されて、私なりに感謝の心と言葉でお返し。上げ膳据え膳もいいけれど、「これをやって」と頼ってもらい、92歳の私にも家族のために役立てることがあると、うれしい限りです。

素直な心になれてよかった

一人暮らしをしていた時、「元気に目覚めた?」と毎日メールをくれた娘。週末は夫婦で来てくれました。2人の思いを感じ取れず、「一人で頑張る」と言い張っていた私が変われたのは、自分でも不思議。あの時、素直になっていなかったら、今の仕合せはありません。神が素直な心を引き出してくださったと感謝しております。

家族で「教え」に生きるほど
    その家に生きる人の心(運命)は安定し 実体を高められてゆく
秋の時を迎え 「人生」を振り返る時
    悔いなき日々に 光り輝く我が「人生の歩み」がつづられている

家族で「教え」に生きるほど
  その家に生きる
    人の心(運命)は安定し
      実体を高められてゆく
秋の時を迎え 「人生」を振り返る時
  悔いなき日々に
    光り輝く我が「人生の歩み」が
      つづられている

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』92ページ(中略あり)