No. 729

擦れ違いを埋めていく!
間違った確信に気付いて
(兵庫県AS/20代男性/会社員)

「中国の子会社に出向しないか」と、上司に打診されました。製品の設計をゼロから任せてもらえる喜び。「行きたい。自分の力を役立てるチャンスを生かしたい」と、一気に気持ちが高まりました。

会話しているのに…なぜ?

ところが、家族に話すと、父は応援してくれたものの、母が猛反対。治安が心配…などと言われ、言い掛かりをつけられている気分でした。こんな時、神の教えでは、まずは相手の思いを「聞く」。しっかり意識し、何度も会話しましたが、母の気持ちは変わりません。話を聞いているのに何で? 悶々(もんもん)としながら祈願していた時、あることに気付きました。

母の話を「聞く」。問題はその後でした。最終的には、「行ってもいいよ」と言わせようとしていたのです。「自分は神の教えに沿って行動している。間違ったことは何もしていない」という間違った確信。これが原因だったのです。

心のゆとりが相手に与える影響

このまま出向の話を進めても、親に心配を掛けてしまう。「家族の同意が得られなければ、今回のお話はきちんとお断りするのも一つ」そう思えるほど、心にゆとりが出てきました。

そのゆとりを持ったまま会話すると、母の態度も全く違います。「あなたがちゃんと説明してくれて、不安が解消した。期待されているんだから頑張って」と応援してくれたのです。後々分かったのですが、母は母で神の教えで自分を見詰め直していたそうです。父ともいろいろ話をしたらしく、私が父に話していた出向への思いを聞き、それなら応援しようと思っていたとのことでした。

家族みんなで学んでいると…

両親とは普段からよく話をしているので、「会話はできている」と思い込んでいました。でも、「安心してもらう会話」はできていなかったのだと思います。それでも、家族で神の教えを学んでいると、心が擦れ違っても、あっという間に修正できるありがたさを痛感しました。

「今あるべき心の姿を知って、正道を行く」。1月1日の祈願祭で学んだ内容が、胸にぐさっと刺さりました。自分が「今」どう感じ、どう対応していけばよいか。神の教えでつかめるから、怖いものはありません! 中国でも教えを軸に頑張ります。

神示で確認 「喜び」の仕組み

相手の気持ちを受け止め 我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね 親子は心(感情)の交流を欠かさぬこと――
 「和心」を家族で育てる家庭には 調和する心(運命)が引き出され
  心明るく 体も強く 社会に奉仕して 世(環境)を「正道」へと導く人間が育つ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

相手の気持ちを受け止め
    我が思いを重ねて言葉を返す
 この繰り返しに 絆が生まれる
――仕合せの基は和のある家庭
    夫婦は仲良く心(運命)を重ね
      親子は心(感情)の交流を
        欠かさぬこと――
 「和心」を家族で育てる家庭には
  調和する心(運命)が引き出され
    心明るく 体も強く
        社会に奉仕して
   世(環境)を「正道」へと導く
      人間が育つ

『真実の光・神示 平成30年版』144ページ