私の性格は「完璧主義」。親や先生に言われたことはきちんとこなす。「できない」とは絶対に言いたくない。でも、頭の片隅には、「もしできなかったら…」という不安が常に付きまとっていました。加えて吃（きつ）音もあり、滑らかに話せない自分が嫌で、自信が持てませんでした。

「素直、正直」がくれたもの

「素直、正直に」。友輝会で学んだフレーズに衝撃を受けました。若い時は完璧にできないこともあって当然。そのときに「教えてください」「支えてください」と素直、正直に伝える勇気。これが、どれだけ自分を引き上げてくれるのか…。それなら実践してみようと、心に火が付きました。

大学の教授に「この論文の、ここで迷っているのですが…」と正直に伝えてみると、「そういう姿勢が大事」と褒められて驚きました。それに、「完璧じゃないけど、ここまではできていたんだ」とうれしい発見もあり、かえって自信が生まれたのです。

就活は、以前の自分だったら、絶対不安になったと思います。それが、焦りそうな気持ちを、親に素直に話すと、「好きな所を受けたらいいんじゃないか」と言ってくれました。そのひと言で「全力でやろう。結果はどうであれ経験が付いてくる」とわくわくさえし、自分らしく取り組めたのです。結果的には、目指していた会社から内定を頂くことができました。

教えで「弱点」が「長所」に

「素直、正直に」。何でもないようなことなのに、ちょっと実践してみただけで、心が明らかに良い方向に変わっています。「100でなければならない」とガチガチだった考え方は、「100じゃなくてもいい。10、20…と増やして100を目指していけばいい」と、加点方式に。不安になりやすい性格は変わらなくても、神の教えで不安が小さくできると思うと、気持ちがとても楽です。

最近は、教授の厳しいアドバイスにも期待を感じ取れます。それがやる気につながり、丁寧に取り組むところを、教授も信頼してくださっています。神の教えがあれば、自分を苦しめ続けた完璧主義の性格も、プラスに変えられると分かりました。

神の教えのおかげで、昔の自分にはなかった軸が持てました。こうやって、少しずつ良い方へと変わっていける。そんな思いでいっぱいです。