幼稚園の教諭を定年まで勤め上げ、心から満足しておりました。しかし、家では、お酒を飲むと人が変わったように荒れる夫におびえていたのが現実。「これから先、夫とどう向き合えばいいのだろう」と考えるだけで気が重く、明るい未来など想像できませんでした。
自分が変われば、絶対変わる
そんな折、親の会で子供との関わり方を見詰め直す機会が。日頃、夫への不満を息子たちにこぼし、心配を掛け、嫌な思いをさせていたことに胸が痛みました。
思えば、酒乱がひどくなったのは、夫が仕事を辞めてから。当時、私が大事だったのは、一に仕事、二に子供で、夫は三か四番目ぐらい。息子たちも、私側に付き、夫はさぞ寂しかったでしょう。「ならば、酒乱の原因は私?」そう感じるにつれ、「自分が変われば、夫もきっと変わる。変わりたい」と本気で思えてきたのです。
夫の心に寄り添ったら
「夫の心に寄り添える妻に」と思い始めた時、目に留まったのが、夫が大事に育てているカブトムシとクワガタでした。興味を持って聞くと、うれしそうに話してくれ、「園児に見せると喜ぶのでは…」という提案を夫が快諾。早速、働いていた幼稚園に持って行くと、子供たちは大喜び。他の園にも足を運び、きらきらと目を輝かせる子供たちの様子を夫に伝えるたびに笑顔になり、次第に和やかに話が弾むようになったのです。
二人で昆虫採集に出掛けると、いろいろアドバイスしてくれ、夫の優しさもあらためて発見。ベランダが欲しいと言えば、一緒に考え、力を合わせてDIYに挑戦。何でも行動を共にする機会が増え、「夫婦で一緒にすると、こんなに楽しくて、こんなに仕合せな気分になれる」とうれしくてなりません。気付けば、夫がお酒を飲むことも、声を荒げることも激減。アルコール依存症の治療にも前向きに臨み、往復3時間の病院へのドライブは、夫婦で語り合う楽しい時間になりました。
今は一番大事な存在に
夫がお酒を断って一年半。もう暴力におびえることはなくなりました。「夫婦仲良くなんて、うちは無理」「夫がこんなだから」と諦めなくてよかったと、心底思います。「私たち、離婚せんでよかったね」と言う私に、夫は「一生、一緒にいてほしい」と温かい言葉を返してくれました。私も同じ気持ちです。夫から逃げることしか考えられなかった私が、今は一番大事で、ずっと一緒にいたい存在となり、自分でも信じられません。
仕合せな家庭をつなぎたい
子供たちには、かつてかなわなかった仲の良い穏やかな夫婦の姿をたくさん見せて、安心してもらいたい。憧れられる両親となって、仕合せな家庭を子供たちにつないでいきたい。夫と肩を寄せ合いながら、良い母、良い妻をもっともっと目指します。
神示で確認 「喜び」の仕組み
会話のある家庭の姿を知り 夫婦二人で「教え」に生きる努力を重ねる
二人で歩む人生 折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て 二人で声掛け 支え合って乗り越えられる
出来事の一つ一つが 全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と成ってゆく
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』101ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
会話のある家庭の姿を知り
夫婦二人で
「教え」に生きる努力を重ねる
二人で歩む人生
折々に起きる出来事全て
「教え」に気付き 悟りを得て
二人で声掛け
支え合って乗り越えられる
出来事の一つ一つが
全て良き体験となり
「家庭」のあるべき姿(方針)と
成ってゆく
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』101ページ(中略あり)