No. 673

自閉症でも自慢の我が子
そう思えることが仕合せ…
(東京都YK/60代女性/主婦)

三男は自閉症で、無表情、無反応な上、多動性のため、片時も目が離せません。私は世間体を気にし、子供たちを遊ばせるのは人目につかない橋の下。我が子が障害児と見られるのがつらく、何度泣いたかしれません。

ある時、三男が自分の目をたたいて網膜剥離に。失明は免れましたが、その後も問題が起きれば、夫は全て私任せ。仕事が多忙とはいえ、関わろうとしない夫と、一人で何もできない息子を責め、そんな自分も嫌で仕方ありませんでした。

苦しみの原因が見えた!

つらくて受けた教務相談の中で、三男は、親を苦しめているのは自分だと分かっている…と思いました。「つらいのは私だけ」と思い込み、子供を思いやれなかったことに、申し訳なさでいっぱいでした。

ここから心機一転。神の教えを真剣に学ぶほど、「夫が関わってくれない」「息子が自閉症だから」と相手を責め、不満をためやすい自分の姿が鮮明に見えました。苦しみを生んでいた「私の心の動きこそ変えなくては!」と気付けたのです。

本音を伝えて分かり合う

「子供には夫婦で仲良く関わること」。それには、会話不足の解消が必須です。三男の散歩の付き添い一つも、「私ばかりに押し付けられて嫌だった」と夫に話すと、「息子のペースに合わせるのがつらかった」とのこと。「無関心じゃなかった」と分かって、「体がつらかったなんて知らずにごめんね」と素直にわびました。夫はうれしそうにうなずき、それだけで心が温かくなりました。互いを思いやり、ようやく夫婦の心が同じ方向に向いた気がしました。

温かい言葉や態度を心掛けると、夫も「優しいね」とか、「散歩頼むね」などと気遣ってくれました。「きょうの食事は○○よ」と言うと、夫が息子に「おいしそう。お母さんは優しいね」と褒めてくれることも。冗談を言って笑い合う仲になり、夫を責める心はいつの間にか消え去りました。

仕合せな毎日を更新中

息子には、夫婦で声を掛けています。うまくできないことがあっても、「大丈夫だよ」「心配ないから」と優しく伝え、「お父さんもお母さんも、あなたのことが大好きよ」と心から言えるように。私たちの心が和やかになったら、息子が飛び切りの笑顔を見せてくれるようになったのです。その笑顔に、通所施設のスタッフの心も癒やされるほど。子供のことは夫婦で心を重ねて関わるという教えのとおりでした。

「弟が障害者だって堂々と言えるよ!」「何があってもくじけない強さを持てたのは、弟のおかげ」長男と次男は力強く言います。三男は、もう隠したい子でも、何もできない子でもありません。私たちにとっての大事な家族。言葉は話せなくても、優しい笑顔でその場を和ませてくれる我が子は家族の自慢。「毎日が仕合せ」その実感を日々更新中です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

夫婦で「教え」を学び 「真理」のある家庭をつくる努力を 夫婦二人で実践
 自然と 親 子の触れ合い 会話が増えて
    我が子の人生は 運命が導く心の動きを取り始める
 夫婦の会話 心の重なりも 増えてゆく
家庭の姿(状況)は安定し 愛ある心が家族の気持ちを包み込む

『真実の光・神示 令和2年版』44ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

夫婦で「教え」を学び
  「真理」のある家庭をつくる努力を
    夫婦二人で実践
 自然と 親 子の触れ合い
      会話が増えて
  我が子の人生は
   運命が導く心の動きを取り始める
 夫婦の会話 心の重なりも
    増えてゆく
家庭の姿(状況)は安定し
  愛ある心が家族の気持ちを包み込む

『真実の光・神示 令和2年版』44ページ(中略あり)