No. 672

「内省」から好転した人生
仕事に向ける心をつくる
(北海道KO/50代女性/会社員)

念願かなって希望の会社に就職した30年前。しかし、同期はおろか、後輩までもが次々に出世し、うらやむ思いで見詰めてきました。なぜ自分だけ仕事を任せてもらえないのか? 与えられた仕事だけを淡々とこなす日々に、苦しさばかりが募っていったのです。

心を見詰めると見えるものが

「自分を省みる」。これがいかに大切か。そして、私はこれをどれほどないがしろにしてきたか…。神示が教えてくれました。「感謝の思い深まるほどに、人は誰もが、奉仕心に生きんとする。この心の姿こそが、『仕事の真理』に生きる人の姿と申す」。感謝…。自分を省みると、以前、統合失調症を発症し、休職していた時代を思い出しました。それでも復職させていただいて今があるのに、いつの間にかその感謝がなくなっていたのです。

心が生まれ変わったような気持ちでした。「できることは何でもさせていただこう」という思いが湧き出てきます。人が嫌がる片付けや掃除、草取り…。できることはすぐそばにありました。大変な業務も、「どうせ私には任せてもらえない」ではなく、「ぜひ私にさせてください!」。こんな言葉が出てくることに、自分で驚きました。

最初は断られつつも、少しずつ仕事を回してもらえるようになり、そのうちに上司も「あなたに任せると安心」と信頼してくださるようになってきました。そんな折、支店内で業務効率向上のための意見交換の場が設けられ、「君の考えを聞きたい」と発表の場を頂いたのです。戸惑いましたが、これも「私に頂いた仕事」。一つ一つそういう思いで取り組んできたからか、臆する気持ちは出ませんでした。むしろ、大好きな会社のために…と考えられることに仕合せを感じたほどです。

30年間味わった寂しさが消えて

「挨拶は元気よく」「できることは惜しみなく」「相手の気持ちを考えながら、思いを伝える」。当たり前のことですが、より良い職場づくりのためにできること、また私がいつも意識していることを発表しました。すると、私の提案が取り上げられ、支店全体の意見として、本社にも報告することになったのです。支店の中でもみんなで意識するようになり、同僚からは、「挨拶ってこんなに気持ちがいいんだね」などと、うれしい言葉をもらいました。

先日、私に仕事を依頼した人が、わざわざ「ありがとう」と声を掛けにきてくれました。周りに人が集まってきて、その輪の中にいる私。30年間感じていた寂しさが、一気に吹き飛んだ瞬間でした。「会社の役に立てている」そして「周りの存在に支えられている」ことを心底から味わい、胸がいっぱいに…。感謝の気持ちを、もう忘れることはありません。感謝を土台に、もっともっと役に立つ自分を目指します。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」に「真理」を読み取り 「人生」に生かすほど
    人の心は安定し 奉仕に「生きる」思いが深まる
相手の態度・言葉 環境・状況に気持ちのまれず 奉仕に生きること
仕事は 「運命」の力をもって 社会に奉仕する思い(決意)が強いほど
    生きがいを生む
 多くの人の応援 協力 評価を得て ますます成果を上げる

令和3年6月23日 信者心の基勉強会仕事編(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」に「真理」を読み取り
      「人生」に生かすほど
  人の心は安定し
    奉仕に「生きる」思いが深まる
相手の態度・言葉
  環境・状況に気持ちのまれず
    奉仕に生きること
仕事は 「運命」の力をもって
  社会に奉仕する
    思い(決意)が強いほど
      生きがいを生む
 多くの人の応援 協力 評価を得て
    ますます成果を上げる

令和3年6月23日 信者心の基勉強会仕事編(中略あり)