私は、自分のことを「誰とでも仲良くできるタイプ」と思っていました。ただ、友達の言動に、心の中で「今の発言は失礼でしょ」とか、「その態度ってどうなの」などと思うことはありました。気疲れすることも多く、本当の意味で友達とはいえない気がしていたのです。
あぶり出された自分の本質
だからといって、怒ることも、もめることもなかったので、そのまま過ごしていました。でも、神の教えを学ぶようになって、私は、自分の本質に気付いたのです。口には出さなくても、「心の中でカチンとくる回数」がやたら多いな…と。私って短気かも? 考えてみれば、うちの家系には短気な人が多く、知らず知らずのうちに、性格を受け継いでいるのだと分かりました。
そこから、私の心に変化がありました。まず、イラッとしたときに、相手がどうのと思う前に、「また私の短気が出てる」と気付けるようになりました。だから、「すぐイライラしませんように…」と祈願。そのうちに「あの子はわがままだけど、本当は寂しい思いをしているのかも」などと、受け止め方に幅が出てきたのです。
「正義」のつもりでも…
友達の中に、自己中タイプの子がいます。ある日、その子が「私はこういう性格だから、みんな私に合わせてね」と言ってきました。聞いた方はみんなあぜん。思わず、「それってどうなのって思う!」と言ったら、ギクシャクしてしまいました。もやもやしたまま家に帰り、教会図書を開くと、この神示が目に入ってきました。
欠けて とがって ひび割れた ゆがんだ心に 「福」はない
丸く丸く 愛のあふれる心ある者に 真の幸福 「恵みの宝」
欠けて とがって ひび割れた
ゆがんだ心に 「福」はない
丸く丸く 愛のあふれる心ある者に
真の幸福 「恵みの宝」
『真実の光・神示 平成4年版』15ページ
読んだ瞬間、なぜか涙があふれて止まりませんでした。正しいことを言っているつもりでも、短気を出して、責める態度で関わっている今の私の心は、「とがって、ひび割れた、ゆがんだ心」。自分も、相手も仕合せになれないと強く感じたのです。
本音で付き合える仲へと
後日、友達に謝りました。すると、その子も謝りながら、「実は私、みんなからチヤホヤされて、お高くとまっている感じがしてて…。気楽にいじられているあなたがうらやましかった」と、本音を打ち明けてくれたのです。私から見れば、その子はいろんな才能があってすごいなと思っていたので、素直に褒めました。とがっていた心が丸くなって、相手の心と溶け合っていく感覚…。ほんわか、仕合せな気持ちに包まれたのです。
その友達とは、長所も、短所も認め合い、本音で付き合える仲になれました。今はもう、誰と話していても、心の中でいちいち引っ掛かる感覚はありません。これから出会う人たちとも、心が通う、本物の友人関係が築けるように、「丸い心」でいようと努力しています。
神示で確認 「喜び」の仕組み
人生は 出会いを重ね 良くも 悪くも 流れを生み出し 成長してゆく
「教え」を学び 心の動きに生かすこと
家族 縁者 友人 知人へと 声掛け 触れ合うごとに「教え」を実行
自然と出会いが深まり 互いの思いが重なってゆく
良き出会いを手にし 深めて 人間は 社会に役立つ人(存在)となってゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
人生は 出会いを重ね
良くも 悪くも 流れを生み出し
成長してゆく
「教え」を学び 心の動きに生かすこと
家族 縁者 友人 知人へと
声掛け 触れ合うごとに
「教え」を実行
自然と出会いが深まり
互いの思いが重なってゆく
良き出会いを手にし 深めて
人間は 社会に役立つ人(存在)と
なってゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』17ページ(中略あり)