約40年の教員生活。今年、定年を迎えましたが、再雇用で採用していただき、引き続き、私立高校で英語を教えています。
一学期の授業を終え、ほっとしていた矢先、夏休みの補習をオンラインで行うことになりました。対面とは違い、一方通行の授業です。生徒の反応が分からない上に、慣れないパソコンを駆使しなければなりません。さらに、生徒のそばで保護者が聞いているかもしれないと思うと、一気に不安が押し寄せ、夜も眠れなくなりました。
「暗」から「明」の心へ
心が揺れたとき、立ち戻るのは神示です。『友輪』を読み返していたところ、祈願祭の神示が重なりました。
社会は明と暗 大きく色分けされる
明は 調和を手にした人の心に映る
暗は 「人生の真実」に気付けず
「運命」を枯らす人々の姿に重なる
社会は明と暗 大きく色分けされる
明は 調和を手にした人の心に映る
暗は 「人生の真実」に気付けず
「運命」を枯らす人々の姿に重なる
今の自分の心は、全く環境に調和できておらず、まさに「暗」。「何十年も教えてきた」という、本来強みになるはずの経験が邪魔をして、「本当にオンラインでできるのか?」と、不安を増大させていることに気付いたのです。
「流れに乗らなきゃね」という妻の言葉。明るく活を入れられた気持ちでした。ああだ、こうだ言わず、やるべきことを精いっぱいやるだけ。考えてみれば、シンプルな話なのに、それに気付けないほど、過去の経験にとらわれていた私でした。
流れに乗って浮かんだアイデア
若手の先生の助けも借りながら、準備を重ねて授業に臨みました。しーんとした教室で話し続ける違和感はありましたが、徐々に慣れていきました。
英語は言葉の授業です。であれば、オンラインで、言葉のキャッチボールをしようと、アイデアが浮かびました。生徒の英作文をチャットで送信してもらい、私がそれを全員に共有しながら添削する…というやり方です。初の試みで、荒削りな部分もあったと思いますが、私の必死さが伝わるのか、生徒も意欲的に取り組んでいます。画面越しでも、心と心がつながる、精神世界の不思議を感じるのです。
オンラインで得られるやりがい
生徒は、初めての大学受験を控えています。その上、コロナ禍です。勉強法にも、進路選びにも、さまざまな不安を抱えています。授業後、オンラインで「ちょっといいですか?」とそのまま相談を受けることもあります。話を聞くだけで随分落ち着く生徒もいて、私も、これまでと違ったやりがいを味わわせていただいています。
9月から、本格的にオンライン授業が始まりました。生徒に「リビングの大画面で聞いています」と言われることもあり、想像以上の反応に驚く毎日です。「流れに乗る生き方」ができている手応えを感じます。
神示で確認 「喜び」の仕組み
時代の流れに沿って日々「生きる」ため
「教え」を学び 「真理」を通し 社会の変化を読み取る
この努力が 時代の力(運命)に乗って「生きる」人を育てる
生きがい味わう人(人生)の心が ここにある
『真実の光・神示 令和2年版』26ページ
神示で確認 「喜び」の仕組み
時代の流れに沿って日々「生きる」ため
「教え」を学び 「真理」を通し
社会の変化を読み取る
この努力が
時代の力(運命)に乗って
「生きる」人を育てる
生きがい味わう人(人生)の心が
ここにある
『真実の光・神示 令和2年版』26ページ