長年、福祉の仕事に携わり、60歳を過ぎてヘルパーの資格を取得しました。ことしに入り、膝を痛めて2週間ほど休んだところ、その間に若い正社員が雇われ、私がクビになったのです。「納得いかない!」と憤りが収まりませんでした。
正論を振りかざしていた自分
実は、私は、これまでにも何度か仕事を辞めさせられたことがあります。「何で?」答えが知りたいのに、冷静になれません。
神の教えでは、いつも家族との会話の大切さを学んでいます。祈願して家族に話すと、それだけで心が落ち着いていきました。しかも、視野が広がっていく感覚まであったのです。上司に「もっと利用者やスタッフの気持ちを考えてほしいです!」などと、ずけずけ言っていた私。正論のつもりでしたが、パートという自分の立場を越えて「関わり過ぎ」でした。私は、「辞めさせられた」のではなく、「辞めさせられる生き方」をしていたのです。
立場をわきまえ、提案、実践!
程なくして、知人が、障害者のグループホームで6人の夕食を作る仕事を紹介してくれました。「二度と同じ轍(てつ)は踏むまい」と固く決意して就職。働き始めると、ご飯を食べ残す利用者さんが多いこと…。こんな時、「この献立では駄目ですよ」と責任者に言うのが、昔の私です。でも、今回は違いました。「冷ややっこより、ドレッシングを工夫して、豆腐サラダにするのはどうでしょう?」と穏やかに提案したら、快諾してくださいました。
夕食担当の私は、出勤すると、朝食担当からの、引き継ぎのメモを確認します。最初は、「○○の食材を買っておいて」のみ。そこに「買っておきました。よろしくお願いします」と、ひと言プラスして返事を書きました。そのうちビックリ。相手からも「ありがとうございました」「お願いします」がプラスされるようになったのです。
もっとお役に立ちたくて、相手が朝、ごみ出ししやすいようにまとめておいたりすると、その方からも、「冷蔵庫、掃除しておきましたよ」とのメモが…。「心の重なり」という、これまでに味わったことのない喜びを頂いています。
やりがいを頂けている感謝
利用者さんの中には、「食べることしか生きがいがない」と言われる方もいます。だからこそ、「飛び切りのご飯を食べてほしい」と願って、一品一品作ります。皆さんがペロリと完食してくださると、本当にうれしいです。歩けない方が、食後、はって調理室に来て、ニコーッと笑ってくれた時は、胸がいっぱいになりました。所長は、「あなたが来てくれてありがたい」と言ってくださいますが、こんなに大きなやりがいを頂いて、私の方が感謝です。
以前の職場でも、同じように一生懸命働いてきたのですが、喜びは少なかったです。仕事に向ける心が間違っていたことが、今はよく分かります。息子たちからの「母ちゃん、すごいね」「頑張ってるじゃん」の言葉に、自信も増しました。人生が一変。毎日が楽しくて仕方ありません!
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕事とは 人 物 全ての存在が 重なり合って生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして 関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み 協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり 補い合って 調和して「生きる」環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
喜び多く 生きがいにあふれた人生を歩んでゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕事とは
人 物 全ての存在が
重なり合って
生み出す力(環境)をいう
「教え」を人生の支えにして
関わりを深める努力をする
「道」欠き 外す心の動きは慎み
協力 協調する動きを取る
自然と互いの運命が重なり
補い合って
調和して「生きる」環境を生む
そこに 仕事の成果も大きく上がり
喜び多く 生きがいにあふれた
人生を歩んでゆける
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』15ページ(中略あり)