No. 626

欠けていた妻の心、母の心
自分から家族に歩み寄って
(千葉県YK/50代女性/主婦)

よく相談もしないで、家を購入した夫との口論に、「だめー!」と止めに入ったのは、まだ3歳だった娘。けんかの絶えない家庭で育った我が子は、進学を機に家を出ていきました。子供第一だった私は、寂しさを紛らわせようと、「年頃の子はみんなそうするもの」と自分に言い聞かせていたのです。

一番心を向けるべき存在は夫

夫へのダメ出しを近所の人と楽しむのが私の日常でした。それが教えを学ぶにつれ、「これでいいの?」と違和感を覚え始めたその頃。私は体調の異変に見舞われたのです。夫は、通院に付き添い、不慣れな家事を手伝ってくれました。「大丈夫?」「何が食べたい?」優しい気遣いに素直に答え、初めて穏やかに会話ができました。そばにいてくれるだけで安心でき、体調も回復。妻が一番に心を向け、頼るのは夫だと、やっと分かったのです。

ある日の会話で、家の購入が娘のためだったと判明。子供を思う気持ちは同じなのに、夫の思いを知ろうとしなかったことを反省しました。相手の話をよく聞き、自分も穏やかに話す。徐々に思いを分かり合え、信頼関係が深まっていったのです。

生き方のずれを修正

勉強会も夫婦で受講。その中で、父親と子供をつなぐのが母の役目なのに、娘に夫の愚痴をこぼし、不信感を抱かせていた私は、全く生き方がずれていたと気付いたのです。子供から連絡があると、漏れなく夫と共有。娘が夫を「あいつ」呼ばわりしても、「パパは私たちのために懸命に働いているのよ」と話し、事有るごとに「二人とも、あなたを大切に思っているよ」「応援してるから」と伝えました。

思えば、娘が携帯電話を持つのを反対するなど、夫婦で理想を求めてダメ出しの多かった私たち。「いつも責めるよね」と言われても当然と、納得でした。それからは、自分の思いと違っても否定せず、ありのままを受け止めようと努力。薄紫色のマニキュアをした写真を送ってきた時、以前なら「えー」と否定したはずです。でも、私と感性が違うのだからと思えたら、「きれいに塗れたね。自分でやったの?」と聞けて会話が弾みました。次第に電話やメールが増え、相談もしてくるように。一年ぶりに帰省した時は、親子で楽しく過ごせてうれしかったです。

大好きと言ってもらえる親に

娘のスマホに出てくる、私たち夫婦の表示は「親1」「親2」でした。それが名前に変わっていたので聞くと、「そんなこともあったね」と笑います。変わったのは、娘でなく、夫婦の仲と自分の心です。「お父さん、お母さんが大好き」と言われるような親になるのが、今の目標です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が子が 思いの全てを 安心して語れる親であれ
 ――夫婦は 常に 互いの思いを語り合い 信頼し 補い合って 「家庭」を守る――
 我が子の心(実体)が育つ家庭の姿を知って 「教え」を自ら学び 親の姿に映し出す
 自然と 我が子の心は 家庭に根付き 親を頼り 慕い始める
日々 思いを親子で語り 信頼が育つところに
    我が子の心(実体)は安定し 運命の力が引き出されてゆく
 和心育つ家庭に 「心(運命)」は磨かれ その家は栄えてゆく

『真実の光・神示 平成28年版』161ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が子が
  思いの全てを
    安心して語れる親であれ
 ――夫婦は
  常に 互いの思いを語り合い
    信頼し 補い合って
      「家庭」を守る――
 我が子の心(実体)が育つ
  家庭の姿を知って
    「教え」を自ら学び
      親の姿に映し出す
 自然と 我が子の心は 家庭に根付き
    親を頼り 慕い始める
日々 思いを親子で語り
  信頼が育つところに
    我が子の心(実体)は安定し
     運命の力が引き出されてゆく
 和心育つ家庭に
  「心(運命)」は磨かれ
    その家は栄えてゆく

『真実の光・神示 平成28年版』161ページ(中略あり)