No. 60

教えを支えに乗り越えた日々

(大阪府KA/50代男性/会社員)

コンピューター会社に勤めて35年。多忙のためか、社内は感情にのまれる人がたくさんいました。そんな環境で、常に神の教えを軸に過ごす努力をしてきました。時に、心が折れそうになりつつも、神につらい気持ちを語って、都度心を立て直しました。そうして教えに生きることを信念にして、年月を重ねてきたのです。

そしてこのたび、会社を退職することに。多くの方からねぎらいの言葉を掛けていただき、その中でも、特に印象に残ったのが、ある同僚の言葉です。以前、その方から「あなたは仕事をするとき、何を大切にしているの?」と問われ、「人のために役に立つことかな」と答えたことがありました。そのやりとりを覚えていて、「そんな人はいない、と心の中でずっと思っていた。でも、あなたは違った。あなたと出会って本当に大切にしなければいけないものが見えてきて、価値観が変わりました」と言ってくれたのです。

同僚からのこの言葉は、教えで生きる信念を曲げずに頑張ってきた自分へのご褒美のように感じられました。あらためて、これまで歩んだ日々に自信と誇りを持つことができ、涙が出てきました。今後も、周りに良い影響を与えながら一日一日歩んでいきたいと思います。