No. 587

何があっても大切な我が子
夫婦で見直す親子の関わり
(静岡県TS/40代男性/歯科医)

医師の家系の我が家に、初めての子を授かった9年前。どんな人に成長していくのだろう…。夢と希望でいっぱいでした。

ところが、成長するにつれ、息子が他の子とは少し違うことが分かってきました。言葉の発達が遅く、性格も荒く、時には奇声を発します。友達をたたいたりもするため、とても一緒に遊ばせられず、それは気を使いました。「他の子は普通なのに、なぜうちの子だけ?」と妻と二人、悩みました。

役立つ力に救われた心

「神は全ての人に、世に役立つ力『運命』を下さっている」この神の教えには、本当に救われました。親が「うちの子は駄目」と思っていたら、我が子の運命をつぶしてしまうと目が覚めたのです。夫婦二人の心の重なりが、子供の将来を左右していく」と学んだ時は、心に軸が通った思いでした。

「親が愛をいっぱいかけていけば、きっと周りに愛を返せる子になるよね。今は、二人で愛の貯金をしていこう」と、妻と話しました。少しでもできることが増えたら二人でたっぷり褒め、叱るときも、「こういう理由で怒ったんだよ」と、きちんと伝えていったのです。息子は、なかなか理解できない様子もありましたが、確実に親の思いは届いていました。少しずつ行動が落ち着いていったのです。

何より、良いところがたくさん見えてきました。友達が泣いているとそっとハンカチを貸したり、頭をなでたりしています。これまで乱暴な行動を取っていたのは、言葉が出ないストレスからだったのでしょう。私たち親がそこを分かってやれなかったから、息子は苦しみ、本来持っている優しさが出せなかったのだと思います。

「良い種」が芽吹く家庭を

息子は小学校に入学し、今は3年生です。他の子より成長は遅いですが、一日一日、息子なりに前進しています。最近は「ゲームの前に宿題をする」という親子で決めたルールを、きちんと守るのです。素直に親の思いに応える姿に、私たちも「裏切ってはいけない」と身が引き締まります。

学歴重視の家庭で育った私は、ずっと知識を大切に生きてきました。でも、自分が親になり、知識ではどうにもならない壁に直面した時、「本当に目を向けるべきもの」を教えてくれたのは神でした。この9年、息子から多くのことを学び、成長させてもらっています。息子なしでは語れない人生です。我が子が神から頂いた「良い種」、運命が芽吹く温かい環境を、妻と二人でつくっていきたいと思います。

神示で確認 「喜び」の仕組み

夫婦で「教え」を学び 「真理」のある家庭をつくる努力が大切
神宝(かんほう)の時(時代)を迎えるまで 
    親(両親)には我が子の運命を引き出し 磨く任がある
 「教え」を家庭教育の軸に据えて 親(両親)らしく我が子に触れる
家庭教育の芯にあるもの その姿こそが
  夫婦二人の心(運命)を重ね 「真実の愛」その姿を 我が子に触れて伝えること

『真実の光・神示 平成30年版』194ページ(中略あり)

※神が示される「神宝」とは、神から与えられた一人一人の能力、持ち味など、生きる力、運命です。神宝が芽吹き始める節目が15歳です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

夫婦で「教え」を学び
  「真理」のある家庭を
    つくる努力が大切
神宝(かんほう)の
  時(時代)を迎えるまで 
    親(両親)には我が子の運命を
      引き出し 磨く任がある
 「教え」を家庭教育の軸に据えて
  親(両親)らしく我が子に触れる
家庭教育の芯にあるもの その姿こそが
  夫婦二人の心(運命)を重ね
    「真実の愛」その姿を
      我が子に触れて伝えること

『真実の光・神示 平成30年版』194ページ(中略あり)

※神が示される「神宝」とは、神から与えられた一人一人の能力、持ち味など、生きる力、運命です。神宝が芽吹き始める節目が15歳です。