不満でいっぱいだった心が
百八十度変わっていく奇跡
(福井県MK/60代女性/ヘアメイク)

私の故郷は福井県。田舎なのが嫌で、若くして都会に飛び出しました。就いた仕事はヘアメイク。名だたるデザイナーのファッションショーに参加し、海外移住も決めた矢先、母に大反対され、泣く泣く福井へ戻ってきました。20数年前の話です。

福井でも美容関係の仕事は続けていましたが、家では母と二人暮らし。あの頃の華やかさのかけらもない日々でした。しかも、母は年を取るにつれ、余計な手出しが増えてきました。洗濯物一つとっても、私が外から見えないように干した下着を、「よく乾くから」と言って、丸見え状態に干し直してしまいます。洗った食器を雑然と片付けるのも、気に入りませんでした。

治療に向かう力になったのは…

昨年のことです。「最近、おなかが出てきたなあ」と軽い気持ちでいましたが、医師の勧めで詳しく検査したところ、悪性の腫瘍が見つかったのです。

母は94歳。心配させないように黙っておくつもりでしたが、いつも教会で「家族は何でも会話」と学んでいたためか、心にストップがかかりました。祈願して伝えてみるとビックリ。母も昔、同じ病を患ったそうです。思ったほど落ち込んだ様子もなく、話を聞いてくれ、神に手を合わせていました。後で聞くと「自分の気持ちがしゃんとしていないと、娘がヨレヨレになってしまう。我が子を支える気持ちを下さい」と願ったそうです。熱いものが込み上げ、絶対元気になりたいと思いました。

手術が決まりましたが、家に母を残すのは心配でした。そこで、叔母に相談すると、これもビックリ。疎遠だったいとこが、県外から飛んできてくれました。母の世話から手術の立ち会いまで、全てサポートしてくれ、一つ一つの心遣いが胸に染みました。

言動の裏にある「愛」を感じて

退院した今、母が家事をしている姿を見ると、「年取った体で一生懸命やってくれてる」と、感謝でいっぱいになります。20年前に海外行きを反対したのも、一人娘を心配する親心だったのでしょう。今ならよく分かります。

私は独身なので、母がいなくなると独りぼっちになると思っていました。でも、今回のことで、支えてくれる親戚の存在にも気付けました。いとこに「あなたが赤ちゃんの頃、おむつを替えたのよ」と言うと、「じゃあ、今度は私がおむつを替えてあげる」と、冗談交じりに言ってくれました。その優しさが、本当にうれしかったです。

長い時間をかけて、ようやく見えるようになった「人の心」。近所の方がお裾分けしてくださる野菜を、「思いがこもっている物。ありがたい」と感じる私がいます。我が人生、ここから先が肝心です。今度は私が周りに優しい心を返していこうと、気持ちを新たにしています。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「家庭の姿」「家人の心」分かるかや
 神見るに 今の世は 家族との縁を深めず 自我強く 自分に頼って生きる者が多い
 「運命」の力を引き出せず 「実体」に泣く姿(原因)が ここにある
 我が身(人生)の分 立場をよく悟り 家族に我が「思い」を語るべし
 この思い(信念)が深まるほどに
    家族の心(愛)が見えてきて 「生きがい」手にする人(人生)と成る

『真実の光・神示 平成25年版』11ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

「家庭の姿」「家人の心」分かるかや
 神見るに 今の世は
  家族との縁を深めず 自我強く
    自分に頼って生きる者が多い
 「運命」の力を引き出せず
    「実体」に泣く姿(原因)が
      ここにある
 我が身(人生)の分 立場をよく悟り
    家族に我が「思い」を語るべし
 この思い(信念)が深まるほどに
    家族の心(愛)が見えてきて
      「生きがい」手にする
        人(人生)と成る

『真実の光・神示 平成25年版』11ページ

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