我が家は、会話らしい会話もなく、ただそこにいるだけの家族でした。そんな中、20代の息子が、仕事のトラブルをきっかけに引きこもるようになったのです。
冷たい「家庭」が原因だった!
「とにかく、早く自立させてあげたい」「それが、この子の仕合せ」必死に声を掛け続けました。しかし、私の思いとは裏腹に、息子はさらに心を閉ざし、食事すら一緒に取らなくなりました。「うちの子だけどうして?」この気持ちに押しつぶされそうでした。
「言葉は形ではない、思いを伝える手段、『愛』である」この神示が、私の心にヒントをくれました。「自立させてあげたい」という親心の奥底には、「自立してもらわないと困る」という思いが潜んでいたのです。だから、私の口から出るのは、「~しないと駄目でしょ!」などの強い言葉。「愛」どころか、「押し付け」でした。
重なり始めた家族の心
子供のことは、「夫婦二人」で向き合うこと。これも神の教えで学んだことです。「夫にはどうせ分かってもらえない」という先入観を捨てて、息子の様子を話していきました。もともと、自分から言葉を発しない人が、「きょうはどうだった」と聞いてくれるようになりました。それだけでなく、「今度、息子と電車で出掛けてみるよ」「釣りに誘おうと思うけど、どうかな?」などと、いろいろ考えてくれているのです。これが、本当の愛だと思いました。そんな中で、暗かった息子の表情が徐々に明るくなり、笑顔まで見せるようになりました。
息子の姿に膨らむ希望
いつの間にか、私の心にあった不安や、息子を責める思いは消えていました。だからだと思います。出てくる言葉も、以前とは格段に違うのです。「あなたは本当に優しいところあるよね」お世辞でも何でもありません。本当にそう思うのです。
息子は、私が忙しそうにしていると、「大丈夫? 無理しちゃ駄目だよ」などと気遣ってくれます。親を思う愛を感じて、胸がいっぱいになるのです。以前のような自信が戻ってきたようです。自らの意思で出掛けたり、人と話したり、日に日に良い方へ変わっています。何より、みんなで明るく会話できるようになったことが大奇跡! もう、「いるだけの家族」ではなくなりました。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」が家族の心をつなぎ 互いに運命を重ねて「生きる」心(愛情)を引き出す
運命が磨かれる家庭には 互いに思いを重ねる会話があるもの
家族それぞれが 家庭の中での任と立場を知って生きるほど
その家は 神の手の中導かれ 「仕合せ」な人生を歩む人を育てる
会話のある家庭に 人は心(運命)守られ 社会に奉仕する人(存在)となってゆく
『真実の光・神示 平成29年版』38ページ
神示で確認 「喜び」の仕組み
「教え」が家族の心をつなぎ
互いに運命を重ねて「生きる」
心(愛情)を引き出す
運命が磨かれる家庭には
互いに思いを重ねる会話があるもの
家族それぞれが
家庭の中での任と立場を
知って生きるほど
その家は 神の手の中導かれ
「仕合せ」な人生を
歩む人を育てる
会話のある家庭に
人は心(運命)守られ
社会に奉仕する
人(存在)となってゆく
『真実の光・神示 平成29年版』38ページ