No. 564

健康な心はどこから…?
家族の思いをつなぐ母に
(新潟県MK/40代女性/主婦)

長年、育児うつに悩んできました。常に不安が先立つため、育児や家事がつらく、そのことに罪悪感や焦燥感がありました。特に5年前はひどい状態で、どんな薬も効かず、「この苦しみが一生続くなら、死んでしまった方が楽ではないか」と考えてしまうこともあったのです。

我に返らせてくれたのは、当時小4だった長男です。ある時、必死の思いで足を運んだ音楽発表会で、一生懸命演奏する姿に目が覚めました。「子供たちの母親は私しかいない。元気になって、家族を支えたい」強い心が持てるように神に願い、自分に合った療法も見つかって、少しずつ回復していったのです。

素直に穏やかに互いの思いを

この経験が転機となり、真剣に教えを学ぶようになりました。「健康な心は、夫婦の関わりからつくられる」と学んだ時は、目からウロコでした。私は、夫にたくさん話すものの、「つらい」「助けて」という本音が言えない人。一方、夫は口数が少なく、思いを察することが苦手。心のキャッチボールができていなかったのです。

不安、心配、焦り…。素直に打ち明けていきました。驚いたことに、夫は私にはない見方をするのです。子供のちょっとした変化も、「その年だからじゃない?」と単純に捉えていて、「そっか」と、揺れていた気持ちも落ち着きます。「一緒に考えてくれる人がいる」この安心感は、計り知れないものがありました。

私が、子供にガミガミモードになっていると、「それだと、自信なくしちゃうんじゃない」とブレーキをかけてくれます。その一言でふっと冷静になれるのも、ありがたいです。

帰ってきたい我が家に

昨年から、夫が単身赴任となりましたが、不安はありません。夫が「蚊帳の外」にならないよう、普段から子供たちに、「お父さんはこんなふうに頑張ってるんだよ」と話したり、夫には電話で子供たちの様子を伝えたり。母としてできることがたくさんあって、充実しています。週末には帰宅した夫を囲み、家族そろって、たわいない話をする時間がとても楽しいです。

夫は職場のことなど言わない人でしたが、前よりも話してくれるようになり、私も精いっぱい受け止めようと努力しています。物理的な距離は離れていても、夫との心の距離はどんどん近くなっています。

どん底の苦しみを経験したあの時以来、うつの症状は一度も出ていません。私がずっと手にしたかった「元気な心」。これを手にできた今、家族を温かくつなげる母でありたいです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

和心育つ家庭を求めて 「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は 寄り添い 重なり合って 支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し 心の不安 迷いは治まるのである
「運命」が導く心の動きは 安定している
 真に「健康な心」の姿である

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

和心育つ家庭を求めて
    「真理」に生きてごらん
 自然と 家族の心は
  寄り添い 重なり合って
   支えて「生きる」心が育ってゆく
 家族の触れ合いを通し
  心の不安 迷いは治まるのである
「運命」が導く心の動きは
    安定している
 真に「健康な心」の姿である

『真実の光・神示 平成25年版』89ページ(中略あり)