健康そのものだった母に、病が見つかりました。ネットで情報を探してはオロオロし、兄とは不安をぶつけ合い、泣きじゃくるありさま。そんな中で受けた教務相談で「ご主人に思いを共有していますか?」と聞かれた時は、不意を突かれた思いでした。この日も、夫があれこれ心配してくれたのに、「私の母のことだから、口を出さないで!」と言ったばかりだったのです。
「母」にしか向いていなかった目が、初めて「夫」に向きました。兄と私が動揺していた時、「大丈夫だから」と抱き締めてくれた夫。ないがしろにしてきた反省が込み上げ、すぐに「ごめんなさい」と伝えました。その後、母の検査結果が出た時も、夫がそばで励ましてくれ、どれほど安心できたか…。「私の母」でなく、「私たちの母」と身に染みたのです。
正反対の性格でも重なれる
ここから、私の「神の教えの学び方」が一変。「夫にどう実践すればいいのか?」考えるようになったのです。テキパキやりたい派の私と、マイペースな夫。これまでは「私に合わせてほしい」と思っていましたが、「夫に合わせてみよう」と視点を変えました。
これが意外と楽しくて、驚きました。いつもは、食後にテレビを見ている夫に、「ダラダラして!」と腹を立てていましたが、隣で一緒に見てみると、夫婦の時間が心地よいのです。夫の笑顔に、癒やしすら覚えたくらいです。以前は「まどろっこしい」と思っていた夫の話も、「かみ砕いてくれてるのね」と感じます。
ちょっと気持ちの向け方を変えただけで、日常に仕合せ感が出てきました。夫が「最近、表情や言い方が柔らかくなったな」と言ってくれて、なおさらうれしかったです。
足元を固めて心がどっしり
母のことも、何の不安もありません。なぜなら「私たちの母」だから。夫と一緒に支えていけばいいと思うと、気持ちが楽なのです。実際、父や兄も含めて、家族中が一致団結し、治療も納得できる方向にどんどん進んでいます。母も安心した様子で、前向きに治療に臨んでいます。
見えていたようで、見えていなかった自分の足元。夫と築く家庭がしっかりしていると、心までこんなにどっしりできるとは思いませんでした。母の病を機に、家庭を見直せて、感謝しています。
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕合せは 「和のある家庭」に成る
「心」安らぐ家を手にせずして 心の安住はない
心明るく 我が思いを家族に語る
自然と「思い」が重なり合って 今ある悩み消えてゆく
『真実の光・神示 平成22年版』20ページ
神示で確認 「喜び」の仕組み
仕合せは 「和のある家庭」に成る
「心」安らぐ家を手にせずして
心の安住はない
心明るく 我が思いを家族に語る
自然と「思い」が重なり合って
今ある悩み消えてゆく
『真実の光・神示 平成22年版』20ページ