当たり前を払拭
長い間、看護師として仕事優先の日々でした。夫は婿養子ということもあって、いつの間にか「支えてもらって当たり前」になっていたのです。
勤続30年を機に、仕事が自分の中で一区切りついたので辞めました。夫は、長年の不満がたまっていたのでしょう。退職したのに私の生活態度が変わらないと怒り、離婚と言い出したのです。「えっ! 何で!?」もともと私たちはケンカが絶えず、1、2、3カ月と、口を利かないこともざらでしたが、さすがに今回はショックでした。
本当の関わり方が見えて実行
「妻としてやるべきことは、ちゃんとやってきたのに」「何も悪くないのに」そんな気持ちで神の教えを学んでいくと、あまりの心のズレに目が覚める思いでした。「妻の役割は、家族の心に寄り添うこと」この役目を30年間、全く果たせていなかったのです。大反省し、必死で祈願して、「普通に」声を掛けることに努めました。口調の強い私は、これを意識しないと、すぐけんか腰になってしまうのです。「普通に」話し掛けると、夫も「普通」に返してくれ、夫婦の関係は、自分次第で良くも、悪くもなると痛感したのです。
次のステップは、「夫の気持ちを否定しない」。夫が「仕事に行きたくないなあ」と言えば、「行かなくちゃ駄目じゃない!」と返していた以前の私。そうではなくて、「そんな時もあるよね」と、受け止めるように意識したのです。つい言い返しそうになることもありますが、「妻の役割」をいつも心に留めているのといないのとでは雲泥の差。すぐに祈願して、気持ちの切り替えができるのです。そのうち、しょっちゅう外食していた夫が、家で食べるようになり、さらに仕事の悩みなどを打ち明けてくれるようになりました。
一人じゃない! 支えに感謝
今はもう、夫の口から「離婚」の「り」の字も出ません。それどころか、一人暮らしをしている私の母にまで、とても優しく接してくれます。最近、認知症の症状が出始めたのですが、「お母さんが不安にならないように、泊まりに行くよ」と積極的に行動してくれるのです。一人じゃない、夫が一緒に支えてくれる安心感は絶大です。そんな夫に、今まで口にしてこなかった感謝の思いを、いっぱい伝えています。「あなたのおかげ。いつもありがとうね」と。
あの時の「離婚」という言葉が、私の人生の大きな転機になりました。今は夫の明るさ、朗らかさに癒やされる毎日です。神の教えが全てを吉と返してくれました。
神示で確認 「喜び」の仕組み
皆に問う
夫 妻 それぞれの「任」を知って 相手の人生を支える決意はいかに――
この決意を深め 身に修めるために 「教え」を今こそ学ぶ時(時代)
学びを深めゆくほど 過去の自分の姿が見えてきて
今日までの「人生」全てが 気付き 「悟り」と返る
この心の姿が 家族(相手)との正しい関わりを生み出し
六つの花びら咲き誇る家庭をつくる
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』77ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
皆に問う
夫 妻 それぞれの「任」を知って
相手の人生を支える
決意はいかに――
この決意を深め 身に修めるために
「教え」を今こそ学ぶ時(時代)
学びを深めゆくほど
過去の自分の姿が見えてきて
今日までの「人生」全てが
気付き 「悟り」と返る
この心の姿が
家族(相手)との
正しい関わりを生み出し
六つの花びら咲き誇る家庭をつくる
『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』77ページ(中略あり)