No. 561

つかめた夫婦の在り方
大切なのは寄り添う思い
(石川県KF/60代女性/看護師)

当たり前を払拭

長い間、看護師として仕事優先の日々でした。夫は婿養子ということもあって、いつの間にか「支えてもらって当たり前」になっていたのです。

勤続30年を機に、仕事が自分の中で一区切りついたので辞めました。夫は、長年の不満がたまっていたのでしょう。退職したのに私の生活態度が変わらないと怒り、離婚と言い出したのです。「えっ! 何で!?」もともと私たちはケンカが絶えず、1、2、3カ月と、口を利かないこともざらでしたが、さすがに今回はショックでした。

本当の関わり方が見えて実行

「妻としてやるべきことは、ちゃんとやってきたのに」「何も悪くないのに」そんな気持ちで神の教えを学んでいくと、あまりの心のズレに目が覚める思いでした。「妻の役割は、家族の心に寄り添うこと」この役目を30年間、全く果たせていなかったのです。大反省し、必死で祈願して、「普通に」声を掛けることに努めました。口調の強い私は、これを意識しないと、すぐけんか腰になってしまうのです。「普通に」話し掛けると、夫も「普通」に返してくれ、夫婦の関係は、自分次第で良くも、悪くもなると痛感したのです。

次のステップは、「夫の気持ちを否定しない」。夫が「仕事に行きたくないなあ」と言えば、「行かなくちゃ駄目じゃない!」と返していた以前の私。そうではなくて、「そんな時もあるよね」と、受け止めるように意識したのです。つい言い返しそうになることもありますが、妻の役割」をいつも心に留めているのといないのとでは雲泥の差。すぐに祈願して、気持ちの切り替えができるのです。そのうち、しょっちゅう外食していた夫が、家で食べるようになり、さらに仕事の悩みなどを打ち明けてくれるようになりました。

一人じゃない! 支えに感謝

今はもう、夫の口から「離婚」の「り」の字も出ません。それどころか、一人暮らしをしている私の母にまで、とても優しく接してくれます。最近、認知症の症状が出始めたのですが、「お母さんが不安にならないように、泊まりに行くよ」と積極的に行動してくれるのです。一人じゃない、夫が一緒に支えてくれる安心感は絶大です。そんな夫に、今まで口にしてこなかった感謝の思いを、いっぱい伝えています。「あなたのおかげ。いつもありがとうね」と。

あの時の「離婚」という言葉が、私の人生の大きな転機になりました。今は夫の明るさ、朗らかさに癒やされる毎日です。神の教えが全てを吉と返してくれました。

神示で確認 「喜び」の仕組み

皆に問う
 夫 妻 それぞれの「任」を知って 相手の人生を支える決意はいかに――
 この決意を深め 身に修めるために 「教え」を今こそ学ぶ時(時代)
 学びを深めゆくほど 過去の自分の姿が見えてきて
    今日までの「人生」全てが 気付き 「悟り」と返る
 この心の姿が 家族(相手)との正しい関わりを生み出し 
    六つの花びら咲き誇る家庭をつくる

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』77ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

皆に問う
 夫 妻 それぞれの「任」を知って
    相手の人生を支える
      決意はいかに――
 この決意を深め 身に修めるために
   「教え」を今こそ学ぶ時(時代)
 学びを深めゆくほど
  過去の自分の姿が見えてきて
    今日までの「人生」全てが
      気付き 「悟り」と返る
 この心の姿が
    家族(相手)との
      正しい関わりを生み出し 
  六つの花びら咲き誇る家庭をつくる

『真実の光・神示 平成31年・令和元年版』77ページ(中略あり)