No. 560

「嫌な人」じゃなかった!
心を磨き「大切な存在」に
(北海道HI/60代女性/調理補助)

介護施設で調理補助をしています。多忙でもチームワークが良い職場で、楽しく働いていました。

私は悪くない…?

一年ほど前、新しい方が異動してきました。ところが、最初から全て知ったような態度で、特に言い方が乱暴なのです。頼むときも「ごはん! ○g!」と命令口調。一転してしまった職場の雰囲気に、誰かが伝えなければと、ついに注意しました。しかし、強く反発され、関係は悪化するばかり。良い人間関係を築くことには自信のあった私ですが、今回ばかりは「この人とだけは無理」と、退職まで考えました。

つらさから抜け出したくて、教会図書を読みあさりました。心に残ったのは「自我の強さ」という言葉です。「相手が受け入れてくれないから」と被害者ぶっていた私。そこには、「自分は悪くない」という自我が潜んでいました。これを修正しなければ、本当の人間関係の達人にはなれないと気付いたのです。

よくよく自分の行動を振り返ると、私も相手に「何その言い方!」と言い返し、ここにも自我の強さが出ていました。私も相手を傷つけていたはず。何とかうまくやっていきたいと思うようになったのです。

気付いたことから実践を

自分にも思いがあるのと同じで、相手にも心がある。それをつかめるように…と祈願しました。そのうちに、強い言葉の裏にある、テキパキさやあっけらかんとした明るさが、少しずつ見えてきたのです。

休憩時間には、テレビで見た食べ物のことなど、何げない会話を心掛けました。「いいね。私も食べてみようかな」と話に乗ってくれ、言い方だけで人を判断してはいけないと思いました。そうした積み重ねに、関係が徐々に良くなっていったのです。

互いに支え合える関係へ

気にしやすい私と違い、細かいことを気にしない彼女は、仕事をどんどん進めてくれる貴重な存在。私の短所を補ってくれ、今では仕事がしやすいと感じるほどです。

相変わらずの強い口調には、「今の言い方きつかったよ」と優しく言えるようになりました。返ってくるのは、「ごめん、ごめん」という以前とは違う反応です。その言い方が何ともかわいらしく、けんか腰だった私たちのやりとりは、周りから「楽しそう」と言われるほど変わりました。

人間関係を深めるのも、縁を切るのも、自分の心次第。辞めなくてよかった! 神の教えが「嫌な人」を「大切な仲間」に変えたのです。

今、職場に向かう心は弾んでいます。空がきれいに見え、空気をおいしく感じる感動まで味わっている毎日です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を心(人生)の支えに 「生きる」努力をする
 自然と人生のあるべき姿(正道)が見えてきて 「心」は安定し 迷いが消えてゆく
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き 信頼 情愛 共感が 出会いを深める
「教え」に生きて奉仕心が身に付くほどに 人は皆
    「運命」が導く心の動きが取れて 互いに求め合う心(関係)が生まれる

『真実の光・神示 平成30年版』178ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

「教え」を心(人生)の支えに
    「生きる」努力をする
 自然と
  人生のあるべき
    姿(正道)が見えてきて
  「心」は安定し 迷いが消えてゆく
 「心」に相手を思う「誠」が芽吹き
    信頼 情愛 共感が
      出会いを深める
「教え」に生きて
  奉仕心が身に付くほどに 人は皆
   「運命」が導く心の動きが取れて
    互いに求め合う
      心(関係)が生まれる

『真実の光・神示 平成30年版』178ページ(中略あり)