No. 557

過去が変わる受け止め方に
親子三代つながる思い
(静岡県YH/60代男性/無職)

17歳から魚河岸で働き、やがて独立。努力のかいあって商売は本当に順調で、いつしか人生の第一優先は、給料をどれだけ多く持って帰れるかになっていました。それだけで、「一家のあるじの任は果たせた」と大満足。子供に話し掛けられても、「後にしろ!」が口癖でした。

好き放題に生きた結果が…

一昨年、突然の肺がん宣告。大好きな仕事もできなくなり、やむなく会社を畳むことに…。ベッドの上で思い悩む日々が始まりました。そんな私を妻がかいがいしく支えてくれ、これまでの自分を猛省してわびました。そこから、毎日神の教えを学ぶようになったのです。

特に教会の十教訓は、退院後も、何度も何度も読みました。すると、ある変化が出てきたのです。思い当たることがたくさんある! 自分にはここが足りなかった! 過去の間違った生き方が次々に見えました。「良い父親といわれる自分になりたい」落ち込むのではなく、心を前向きに切り替えられたのが奇跡と感じました。

きれいさっぱり流れた気持ち

息子に心から謝りました。口べたな私ですが、勇気を出して声を掛けるうち、最近はこんな冗談も言い合えるようになってきました。「おまえ早く結婚しろよ。祝辞を考えるから」「それは気長に考えてくれ」

親子っていいもんだな…そう感じるようになって、思い返した人がいます。亡き父です。実は若い頃、一緒に仕事をしていた父に、商売上のことで殴られたことがありました。その恨みがずっと消えず、独立してからも、「自分には商売の師匠などいない」と断言してきた私でした。

でも、やっと分かったのです。父がどれほど自分を大切に思ってくれていたか…。私が何か聞けば、仕事の手を休めてでも答えてくれました。厳しさの裏にあった親の愛に、ようやく気付けたのです。

興奮して、すぐに弟に電話しました。「俺の師匠はおやじだ」と。弟は「俺はそんな兄貴が目標だよ」と返してくれ、本当にうれしかったです。さらに息子も、「自分が今、仕事を頑張れているのは、ずっとおやじの背中を見てきたからだよ」と言ってくれました。

神の力に湧き上がる感謝

私にとっては大奇跡。何十年ものわだかまりが、うそのように流れていったのです。過去の出来事は変わらなくても、「意味のある過去」に変えてくださったのが神様でした。

がんの治療は続いていますが、何の不安もなく、毎日がうんと楽しいです。めちゃくちゃだったはずの人生が、今は全く違います。子供たちに良き因を残せる夫婦になりたい。心からそう思います。

神示で確認 「喜び」の仕組み

心素直に「教え」を学ぶ人は
    必ず「人生の真理」 あるべき心の姿が見えてきて 心(人生)が変わる
 この時 我が「心(運命実体)」は 神に重なり 「生きる」意味に気付く
「教え」が「人生」の支えになるほど
    人間は 心の道に「生きる」尊さを悟り
      ますます家族 縁者 友人 知人に 良き因を残す人(存在)を目指す
 悔いなき人生を歩む 真実「生きる」人間の姿(心)が ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』16ページ(中略あり)

神示で確認 「喜び」の仕組み

心素直に「教え」を学ぶ人は
  必ず「人生の真理」
    あるべき心の姿が見えてきて
      心(人生)が変わる
 この時 我が「心(運命実体)」は
    神に重なり
      「生きる」意味に気付く
「教え」が「人生」の支えになるほど
  人間は
    心の道に「生きる」尊さを悟り
  ますます家族 縁者 友人 知人に
   良き因を残す人(存在)を目指す
 悔いなき人生を歩む
  真実「生きる」人間の姿(心)が
    ここにある

『真実の光・神示 令和2年版』16ページ(中略あり)