No. 547

「これが自分」と受け止める
神に頼って私が得たもの
(秋田県KM/40代男性/寿司職人)

自分なんて生きている意味がない…と思ってきました。学校では、人一倍やることが遅く、付いていくだけでやっと。寿司職人として働き始めてからも、コミュニケーションが苦手で、何か指摘されると極度の恐怖心が込み上げます。付いた病名は、統合失調症とうつ病でした。

そんな私に、姉が声を掛け続けてくれました。「教会に行こう」その熱意に押され、勉強会で学び始めたのが約一年前。そこから、私の人生は一変したのです。

自信を失った心に降り注ぐ希望

「誰にも運命という役立つ力がある」人と比べて落ち込んでばかりいた私には、大きな希望が持てる神の教えでした。他の人と違っていい。のんびりでも、人と調和して生きることを目指そうと思ったのです。

その矢先、体調を崩して休職することになってしまいました。入院中、同じ心の病で苦しむ同室の方々を見て、思い出したのは神の教えです。「何か役に立てることはないか?」配膳の手伝いなど、進んでやってみると、皆さんが喜んでくれたのです。

姉も毎日見舞い、ある時は手紙をくれました。「入院も大切な時間だね」その言葉に心が温かくなり、早く日常生活に戻りたい、仕事を頑張りたいと、どんどん前向きな心が出てきたのです。治療の経過も良く、先生に「あなたは普通にコミュニケーションが取れる人です」と言われ、程なくして職場復帰までかないました。

「神と生きる」確かな手応え

私を温かく迎えてくださった職場の方々。その感謝を胸に、これまでにも増して、心を込めて寿司を握る毎日です。とにかく役に立ちたい! 今はそんな意欲でいっぱい。同僚に愚痴をこぼされたときは、「うんうん」と受け止めながら、「でも、相手はこう思っていたのかも…」などと返します。ささいなことですが、皆さんの気持ちが楽になるようで、「ちょっと聞いてくれよー」と、よくお声が掛かります。上司からは、「君がいるとけんかが少なくなる」と褒められ、仲間も「いるだけでいい。存在感がいいんだ」と言ってくれました。

子供の頃からずっと持てなかった、自分への自信。それがようやく持てるようになりました。今は新人教育を任されていますが、かつて自分が苦しんだ分、他の人には自信を持ってもらえるように関わりたい。良さを見つけて褒めようと思うのです。

どんなに落ち込んでも、苦しくても、神の教えを学び続けて得られた「元気な心」。神のお力はすごいです。この手応えは本物です。

姉より

教えを学び始めてからの弟は、本当に変わりました。

特に「教会の十教訓」は毎日読んでいるようです。ある日、私が近所の方の態度への不満をポロッと口にしてしまったことがあります。すると、弟は「相手にも事情があったんじゃない」と言うのです。教えを素直に実践する弟の姿勢に、学ばせてもらっています。

今、毎日張り切って出勤する弟を見ると、奇跡の大きさを感じずにはいられません。

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が「存在(運命)」に自信を持たれよ
 出会いを生かすために 「真理」を学び 「心」に生かす
 自然と出会いは深まり 広がり 「生きる」喜びが体験できる
 これぞ 真実 心の安泰手にする人の姿と申す

『真実の光・神示 平成23年版』182ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が「存在(運命)」に自信を持たれよ
 出会いを生かすために
  「真理」を学び
    「心」に生かす
 自然と出会いは深まり 広がり
    「生きる」喜びが体験できる
 これぞ 真実 心の安泰
    手にする人の姿と申す

『真実の光・神示 平成23年版』182ページ