コロナ禍のため、自宅で開いている美容サロンの収益が安定しません。そのせいで、私の心もアップダウンの繰り返し。来店人数を見ては、一喜一憂する毎日でした。

不安の解消に全力で前進！

こんなに心が不安定なのは、自分に何かが欠けているからに違いない！　毎日神の教えを学び、ついに答えを発見しました。「仕事への意欲は『家庭』でつくられる」人生の基本は「家庭」であること。家族と良い関わりが持てると、心が安定して、仕事にも意欲的に取り組めること。まさか問題の根本が、家庭にあったとは思いもしませんでした。

考えてみると、私たち夫婦にはなぜか「仕事の話は家に持ち帰らない」という、暗黙のルールがありました。これでは良い関わりが持てないと思い、早速実践。「今度、こんな会議があるんだ」「接客が不安で…」など、以前の私なら胸の内にしまっていたことも、言葉に出してみたのです。

神の教えで変われた自分

夫は、いつも否定から入るタイプの人。何て返ってくるかと身構えましたが、意外にも真剣にアドバイスしてくれました。「無理しない方がいいんじゃないか」「こうしてみたらどうか？」と。

肩すかしを食らった気分でしたが、すぐ理由が分かりました。私は、これまで「夫に言ってもどうせ…」と、自分で心のシャッターを下ろしていたのです。だから、夫の言葉も素直に入ってこなかったのだと思いました。

私が心のシャッターを開けると、夫もいろいろ話してきます。あんなに口数の少ない人だったのがうそのよう。夕飯の会話は、夫の「きょう、こんなことがあってさ…」という言葉からスタート。私も「それでそれで？」と返し、話が弾むひとときです。

以前の私は、人に「温かい関心」が持てていなかったのだと思います。今は、家でも仕事でも、「相手の思いに応えられているか」「自分の考えを押し付けていないか」考え、内省できるようになってきました。そんな毎日の中で、いつの間にか仕事の販売成果も上がり、心の世界の不思議さを感じます。

夫の支えに感謝して意欲満々

ある時、夫が自分の仕事仲間に、「うちの妻の店にも来てやってくれよ」と話していたと聞きました。夫がどれほど私を気に掛け、応援してくれているのか…。目には見えない愛を心で感じて、感謝でいっぱいになりました。

今、仕事が楽しくて仕方ありません。コロナ禍の中、癒やしを求めて来てくださるお客さまお一人お一人を、精いっぱいおもてなししています。「家庭で意欲がつくられる」は本当でした。もう、不安は一ミリもありません！