No. 493

コロナ禍で変わった!
学んで気付いた奉仕の心
(東京都RK/50代女性/飲食店自営)

17年前に夫婦で始めた日本料理店。「できるだけ安く、本格的な和食を提供したい」が夫の信条。忙しい割に利益は少ないのですが、私はそんな夫が好きだったし、理解もしているつもりでした。ところが、ここ最近、自分の体力に限界を感じるように。山のような食器を洗いながら、「何のためにこんなに働くんだろう」と思うこともあったのです。

つかめた夫の思い

そんな時、くしくもコロナ禍が私の生活を一変させました。時短営業で、時間にゆとりができたのです。今こそ学ぶ時! そう思った私は、これでもかというほど神の教えに触れました。

仕事とは、「社会に奉仕して『生きる』心の姿」と学び、すぐに浮かんだのは夫のことです。我が店のランチは、開店当時から880円。お客さまから「いい食材を使って、この値段で大丈夫?」と心配されても、夫は値上げしようとしませんでした。よく考えると、その裏にあったのは、「手頃な値段で、一人でも多くの人に料理を楽しんでほしい」という夫の「心の姿」だったのだと、心底つかめたのです。

仕事への気持ちが一変

夫と、今後の店の在り方をゆっくり話しました。夜に提供している高いメニューで効率よく利益を上げるのではなく、天丼一つを楽しみに来てくれる人も大切にしたい。だからランチも続けていこうと、自然と心が重なっていました。

その一方で、お互いにこれまで無理をし過ぎていたことにも気付きました。コロナ禍でお客さまが減っても、その分一人一人を丁寧におもてなしできる…。二人でそんな話をしていると、心が軽くなっていくのを感じました。

反省と実行で手にした喜び

今、店に立つのがこれまで以上に楽しいです。「皆さんに喜んでもらうことに徹しよう!」と、心に一本の軸ができたからだと思います。

面白いことに、自分の反省点も見えてきました。かつての私には、お客さまへの先入観があったのです。お店の席数を減らした分、これまで苦手と思っていた方ともお話しする機会に恵まれ、ご縁が深まっています。話してみると、皆さんいい方ばかり。私の体調を心配してくれたり、ペットの話で盛り上がったり、すてきな出会いを頂いています。

神示は私の宝物

「相手の心、優しく包む言葉を使えよ」「笑顔は心の硬さをほぐし、運命を生かせると知ってほしい」私がいつも心の中でつぶやいている宝の神示です。一日の終わりには、一つ一つの出会いを振り返りながら、自己チェック。「実践できた!」という日は、喜びと自信が込み上げます。

日々の暮らしの中、「仕合せだねえ」という言葉が口をついて出てきます。そんな私を、夫はうれしそうに見ています。「こういう生活っていいね」と語り合う毎日です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

命ある今を 社会に奉仕して「生きる」心の姿を 仕事という
 「教え」を学び 心を解放して 「人生」を歩んでゆく
 この思いが身に付くほど
    人間は知識のとらわれから解放されて
      全てのもの(存在)を受け止め 出会いを深めて生きられる
 このとき味わう心が 生きがいである

『真実の光・神示 平成28年版』15ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

命ある今を
    社会に奉仕して
      「生きる」心の姿を
        仕事という
 「教え」を学び 心を解放して
    「人生」を歩んでゆく
 この思いが身に付くほど
    人間は知識のとらわれから
            解放されて
    全てのもの(存在)を受け止め
      出会いを深めて生きられる
 このとき味わう心が 生きがいである

『真実の光・神示 平成28年版』15ページ