No. 492

責める心が消える体験
父が遺してくれたもの
(長野県NT/60代女性/主婦)

80歳を過ぎても、仲良く二人で暮らしていた両親。最近、父の老いがぐっと進んできたな…と心配していた矢先、その日は突然やってきました。「父さんが救急車で運ばれた!」実家の近くに住む次弟から、電話がかかってきたのです。脳出血でした。

悔いを残さないためには?

この瞬間、私の頭によぎったのは、長弟のことでした。実はこの弟、昔から借金を繰り返し、ほぼ絶縁状態。電話にもメールにも反応がなく、私ももういいやと思った時期もありました。

「親子は信じ合い、兄弟姉妹は声掛け合って…」神の教えを学ぶたび、痛いところを突かれた思いでした。弟を責める思いがすぐに消えたわけではありませんが、少しずつ私の心が変わっていったのです。

親にとっては、長弟もきっと大切な我が子。長弟は長弟で、父の日や母の日に両親の好物を送ってきていました。両方の心を思った時、「私が自ら教えを実践しなければ、何も変わらない」と感じたのです。このままでは、絶対に悔いを残してしまう。心を決めて弟に手紙を出したのが、昨年のことでした。返事はありませんでしたが、ちゃんと届いたようでした。

心を重ねて迎えた旅立ちの時

今回、父の容体を伝えるメールを送ると、すぐに弟から電話がありました。「いまさらこんなこと言ってごめん。でも、これからは、長男としてちゃんとやるから…」との言葉。下の弟にも連絡を取り、病院にもすぐに駆け付けてくれました。

家族が集まった病室…。父の意識はありませんでしたが、代わる代わる枕元で声を掛け、私たちの思いはしっかりと届いたことと思います。数日後、父は穏やかに旅立っていきました。その顔は、見たことがないほど最高にきれいで、優しい笑みまで浮かべていたのです。

今、見えた仕合せの入り口

玉納奉寿(教会葬儀)は、父が大好きだった茨城土浦偉光会館で執り行っていただきました。長弟は、儀式の中で父への思いを力強く語っていました。「建築の仕事をしていた父さんを尊敬しています。父さんの生き方を見習って、自分も同じ道を歩んでいくから…」。そんな長弟の言葉に、母はどれほど安心したことでしょう。私も、これから弟二人と声を掛け合って、母を守っていく思いを強くしました。

ずっと拭えなかった、長弟を責める心をきれいさっぱり流してくれた神。そして、切れかけていた姉弟の縁をつないでくれた父。残された家族それぞれが、今、仕合せのスタートラインに立てた思いです。「家族の絆を太く、強くしていく」ことが、私の何よりの人生の目標です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

――仕合せの基は 和のある家庭――
 家族それぞれが 「神の教え」身に付け 生きるなら
    夫婦は支え合い 親子は信じ合い 兄弟姉妹は声掛け合って
      和心育ち 魂安らぐ家となる
「魂」安らぎ 「心」根付く家は 「思い」受け継がれ 栄えてゆく

父の願いは、家族みんなが仲良く暮らし、魂が安らぐ家となることです。「この父の思いを受け継いで生きる今、神示の次の部分が、このご家族にとても重なります」と、教主正使者供丸光先生がお教えくださいました。

「魂」安らぎ 「心」根付く家は 「思い」受け継がれ 栄えてゆく
 多くの人が集い 縁が出会いを深め 生きがいを育むのである
「神の教え」を我が家に入れる
 心焦らず ゆったりと 神の教え学んでみてごらん
 我の心明るくなって 家族の心も重なり 集い
    信じ合い 支え合い 会話あふれる家となる

『真実の光・神示 平成17年版』81ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

――仕合せの基は 和のある家庭――
 家族それぞれが
  「神の教え」身に付け 生きるなら
    夫婦は支え合い
      親子は信じ合い
        兄弟姉妹は
          声掛け合って
      和心育ち
        魂安らぐ家となる
「魂」安らぎ 「心」根付く家は
    「思い」受け継がれ
      栄えてゆく

父の願いは、家族みんなが仲良く暮らし、魂が安らぐ家となることです。「この父の思いを受け継いで生きる今、神示の次の部分が、このご家族にとても重なります」と、教主正使者供丸光先生がお教えくださいました。

「魂」安らぎ 「心」根付く家は
    「思い」受け継がれ
      栄えてゆく
 多くの人が集い 縁が出会いを深め
    生きがいを育むのである
「神の教え」を我が家に入れる
 心焦らず ゆったりと
    神の教え学んでみてごらん
 我の心明るくなって
  家族の心も重なり 集い
    信じ合い 支え合い
      会話あふれる家となる

『真実の光・神示 平成17年版』81ページ