No. 490

絶望が安心に変わった!
仕合せをかみしめる毎日
(青森県MT/70代女性/主婦)

「話すことは諦めてください」絶望でした。6年前、まだ40代の長女が、脳梗塞で右半身不随になったのです。

娘がふびんでなりませんでした。何か伝えようとしているのに、分かってやれないもどかしさ…。しかも夫が他界していて、食事から下の世話まで、何もかも私一人の仕事。生きていても、何の希望もない毎日でした。

救いへの道を照らしてくれた神

真っ暗だった心に一筋の光を差し込んでくれた存在…。それが神です。どうにも流せない苦しい思いをひたすら訴えました。おしゃべりができなくなっても、かわいい、かわいい私の娘。湧き上がってきた思いは、「生きていてくれるだけで十分」。鉛のように重かった心が、軽くなっていく感覚を味わったのです。

そんなある日、娘が突然「どもなんない(どうにもならない)」と言うのです。1年半ぶりに聞いた娘の声…。夢のようでした。「おいしい?」「きれいだね」「何食べたい?」返事がなくても、たくさん声を掛け続けました。そのうちに、不思議です。「おいしいね」「ありがとう」と、たどたどしいながらも、言葉が返ってくるようになったのです。

「神と一緒」は心強い!

それでも、試練は続きました。脳梗塞が原因で、娘は右目を失明したのです。でも、現実をしっかりと受け止めている私がいました。なぜなら、この時にはもう「何の希望もない毎日」ではなかったからです。

2年前、娘は信者になりました。ベッドのそばに置いた御神体を見せながら、「ここに神様がいらっしゃるからね」と話すと、「うんうん」と、手を合わせます。娘なりに、ちゃんと神の存在を感じているようです。供の会も学ぶようになりました。もともと短気な娘でしたが、随分穏やかになり、何より表情が明るくなりました。小さな折り紙で鶴を折ったり、左手で字や絵を練習したり。本当に生き生きしていて、私の方が娘に元気をもらっています。

多くの支えの中にある人生

娘と二人で過ごす毎日は、何物にも代えられない宝の時間。でも、私たち二人だけの時間ではありません。

息子夫婦と孫は、週一回は家に来ては、「ねえや、頑張るんだよ!」と手を握って、娘にパワーを分けてくれます。三重に嫁いだ次女は、電話はもちろん、本や折り紙を送ってくれます。電話で「うん、元気! ありがとう」と話す長女の声は、本当にうれしそうです。

「お嬢さん、行きましょう」と、茶目っ気たっぷりに迎えに来るデイサービスの方。娘が作った小さな鶴を見て、「すごい! 俺にはできないよ」と、病院に飾ってくれるお医者さん。多くの方が、私たちを支えてくださっています。「人は、一人で生きてはいない」神示のとおりです。

「娘を一人置いて逝けない」と不安で眠れなかった私が、今はスッキリ朝を迎えられます。夜は、台所から月を眺め、無事に一日を終えられた感謝をかみしめています。今が一番仕合せ! 寝ても覚めても感じる毎日です。

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間は 一人で生きてはいない
 多くの人の縁を支えに 「心の道」をつなぎ 歩んで 閉じる
「人生の真実」が悟れし人は皆
    神の実在を感じ 我が「人生」 命(運命)の尊さに悟りを深めてゆく
 よって 心(品性)を自ら磨き 「道」の真理を心(人生)の支えに生きてゆく
 「教え」を学び 祈願を日々重ね
    「真実の愛」に生きる人(存在)へと 人生を高めてゆく

『真実の光・神示 令和2年版』142ページ

神示で確認 「喜び」の仕組み

人間は 一人で生きてはいない
 多くの人の縁を支えに
    「心の道」をつなぎ
      歩んで 閉じる
「人生の真実」が悟れし人は皆
    神の実在を感じ
      我が「人生」
        命(運命)の尊さに
          悟りを深めてゆく
 よって 心(品性)を自ら磨き
  「道」の真理を
    心(人生)の支えに生きてゆく
 「教え」を学び 祈願を日々重ね
    「真実の愛」に
      生きる人(存在)へと
        人生を高めてゆく

『真実の光・神示 令和2年版』142ページ