父は、昔かたぎの亭主関白で、常に立てなくてはならない存在。厳格な父に、自分たちの意見などとても言えませんでした。でも、家族で神の教えを学び始めて変わりました。父に自分の気持ちを語れるばかりか、冗談を言えるまでになったのです。父も、話をよく聞いてくれるようになりました。
流せなかった思いに気付いて
昨年、父が「腕が痛い」と言い出し、病院に行くと、何と前立腺がんのステージⅣと判明。骨が溶け、「早ければ年内の命」と宣告されてしまったのです。
何としても救ってほしい…。駆け付けた神の館で、「家族中でお父さんに関わり、大好き、大切という思いを伝えること」そう教わって身震いしました。仲良しと思っていた父を、心の奥底では許せていなかった自分に気が付いたのです。たくさんの愛をかけてくれた父。「今こそ本気で寄り添わなくては後悔してしまう。優しい言葉を掛けていこう」と胸に刻みました。
落ち込む父に寄り添う毎日
入院した父は、「何でこんな目に遭わなきゃならないんだ…」と落ち込んでいました。コロナ禍で面会がままならなかったものの、看護師さんに手紙を託したり、窓の外から手を振ったり。家族みんなが、父の心を支えようと必死でした。
手術は大成功。しかも、溶けた骨が再生を始め、退院できました。しかし、痩せ細って歩けなくなった父は、「生きていても仕方ない」と、生きる気力をなくしてしまったのです。心の安らぐ家庭でこそ、真の健康が得られる。家族と一緒にいることが、一番の薬。教えを実践しようと、みんなで常に声を掛けました。「お父さんがいるだけで、元気が出るよ」「お父さんのおかげで、今の私たちがあるんだよ」たくさん会話するうちに、父に笑顔が増えていきました。
みんなで学んで実体修正!
ある日、父を誘って、教会の配信授業を視聴した時のこと。心に響くものがあったのでしょう、父は泣いていました。生きる気力が戻った瞬間でした。
それ以来、病気になる前のように熱心に、神の教えを学びだしたのです。みんなで父を囲み、「ここが大事だよね」と語り合うひとときは、まさに「宝」の時間です。最近では、再び家の中に笑い声が絶えなくなってきました。
1736もあったがんの数値は、落ち着いていき0.5に。医師が驚くほどの結果でした。気力を失っていたのがうそのように、父は「やりたいことリスト」まで作っています。目下、一番楽しみにしているのは、家族そろって神総本部に御礼参拝することです。
がんになって、父が一番感じたのは「家族と過ごせる感謝」だそうです。「母さんと一緒だから、俺は生きていられる」と照れくさそうに話すのです。母も、「お父さんと結婚してよかった。もっと愛をかけていきたい」と言います。家族の絆は生きる力になる。父を見て、つくづく思います。
一点の曇りもなく、本当の仲良し家族になれた。こんなにうれしいことはありません。神を信じて、教えに触れれば、絶対に変われる、救われると、自信を持って伝えたいです。
神示で確認 「喜び」の仕組み
「悔いなき人生」歩み抜くため
信者は 家庭に神の教え「真理」を生かす心(努力)がほしい
今なすべきことは一つ 和のある家庭を築くため 家族で「教え」に触れる
「教え」に生きる家は
必ず会話が弾み 健康を味わい 生きがい多い人生を歩んでゆける
『真実の光・神示 平成27年版』92ページ(中略あり)
神示で確認 「喜び」の仕組み
「悔いなき人生」歩み抜くため
信者は
家庭に神の教え「真理」を
生かす心(努力)がほしい
今なすべきことは一つ
和のある家庭を築くため
家族で「教え」に触れる
「教え」に生きる家は
必ず会話が弾み 健康を味わい
生きがい多い人生を
歩んでゆける
『真実の光・神示 平成27年版』92ページ(中略あり)