No. 480

子供をしっかり支える父に
教えで目覚めた「親心」
(秋田県TK/40代男性/美容師)

8年前、息子が2歳の時に離婚。シングルファーザーになりました。子育てのことは何も分からない上に、仕事が忙しく、育児は同居の母に任せっきり。いつの間にか、息子は「ばば、ばば」と、何でも母に頼るようになっていたのです。

正しい家庭の姿を一から構築

息子との関わり方が分からない私に答えをくれたのが、「実りの集い」です。「父」として息子の心を支える。家庭の中での自分の役割が、初めてつかめました。私は「親」でありながら、実家にいる甘えから、「子供」のままだったのです。我が子が15歳を迎えるまでの「親の関わり方」が、子供の人生を左右すると知った時は、「これではまずい!」と思いました。

どんなに仕事で疲れていても、毎日息子と会話する時間をつくりました。表情が暗ければ「どうした」と声を掛け、言いにくそうなときは、「実りの集いで『家族には何でも話すことが大事』って学んだもんね」と伝え、話しやすい雰囲気づくりを意識したのです。両親も「お父さんが帰ったら相談しよう」「お父さんに話すと喜ぶよ!」と、きっかけをつくってくれました。

今では、帰宅するなり、一目散に駆け寄ってくる息子。私の後ろにくっつきながら、「きょうはね、こんなことがあってね」と、いろいろ話してくれます。私にとっても、仕事の疲れが吹き飛ぶ、掛け替えのないひとときです。

親子で一緒に教えから考える

ある日、ショックなことがあったと打ち明けられました。漢字テストで100点を取り、先生に「おまけ」をもらったのを、友達に「ずるい」と言われたらしいのです。「そうか、悲しかったな」とつらい気持ちを受け止めながら、「その子はうらやましかったのかも。友達がもらったときは、『よかったね』と言ってあげよう」と伝えました。「そうだね!」と、息子は途端に明るい表情に。翌日には、その子と普通に話せたと、うれしそうに報告してくれました。

ちょっとしたことであっても、親だって迷い、悩みます。子育てについて何も分からなかった以前の私なら、どれほど動揺したことでしょう。それが、「親が騒いだら子供は不安になる」と冷静になれました。教えを学び、父親としての立場を意識するようになったおかげです。

息子が15歳になるまであと数年。子供の心の成長は、父親である私の生き方次第と思うと、ぎゅっと身が引き締まります。親としての務めを精いっぱい果たせるように、「実りの集い」で学んでいきます。

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が子の将来を思い 親として今なすべきことは一つ
    自ら「教え」を学び 「真理」に生きる自覚を持つこと
 「道の真理」を学び 守らんとする親の姿は 我が子にとって何よりの手本となる
 家族の会話 基になるのは それぞれが分 立場を自覚して触れ合うこと
 「道」を守る家庭に育つ 我が子の人生は 「夢」かなう

『真実の光・神示 平成30年版』183ページ

親の生き方を、子供はいつも見ています。神の教えから、人としてのあるべき姿を学び、日々に生かすところに、手本としての親の任が果たせます。良いところをいつも褒めて、支えてくれる親の下、思いを何でも語り合って育つ子供は、自分の良さを人に役立てる意欲にあふれ、社会で活躍できる人になっていくのです。

神示で確認 「喜び」の仕組み

我が子の将来を思い
  親として今なすべきことは一つ
    自ら「教え」を学び
      「真理」に生きる自覚を持つこと
 「道の真理」を学び 
  守らんとする親の姿は 
    我が子にとって
      何よりの手本となる
 家族の会話 基になるのは
    それぞれが分 立場を自覚して
      触れ合うこと
 「道」を守る家庭に育つ
    我が子の人生は 「夢」かなう

『真実の光・神示 平成30年版』183ページ

親の生き方を、子供はいつも見ています。神の教えから、人としてのあるべき姿を学び、日々に生かすところに、手本としての親の任が果たせます。良いところをいつも褒めて、支えてくれる親の下、思いを何でも語り合って育つ子供は、自分の良さを人に役立てる意欲にあふれ、社会で活躍できる人になっていくのです。