No. 436

上から目線の妻をやめ
思いが通い合う夫婦に
(長崎県TM/60代女性/主婦)

信者であるご夫婦に感動!

共働きだった頃の私は、「私も仕事をして疲れてるんだから、少しくらい家事を手伝ってくれればいいのに」と夫への不満でいっぱいでした。忙しさから、神の教えも学んでいませんでした。

そんな私が、病気で入院した時のこと。隣のベッドにいた奥さまと、お見舞いに来たご主人との温かいやりとりに感動しました。お二人と話をするうちに、何と神示教会の信者だと分かったのです。「教えを学んでいる人はこんなにも違うんだな」と驚き、退院後、私も学び始めました。

仕事で大変な夫を支えたい

神の教えの「立ち木の真理」に、衝撃を受けました。夫は根、妻は幹として支え合う。私は、夫がいるからこそ、妻の立場があることも分からず、「支える」気持ちが欠けていました。それどころか、「うちの夫は年下だから」と、上から目線だったのです。

夫は、冷凍食品の卸販売の会社を営んでいます。ある日、急きょ従業員が休職し、夫が一人で配達することになりました。ちょうど仕事を退職していた私は、「こんな時こそ、妻として夫を助けたい」と思い、夫に相談したのです。そして、小売店への配達を手伝うことに。経験して初めて、夫の仕事の大変さが分かりました。「働くのは当たり前」と、感謝してこなかったことを反省し、心を込めて手伝う毎日でした。

会話の大切さに気付いて

二人で仕事をしている時、こんなことがありました。階段を上っていたら、突然、夫がスタスタと行ってしまったのです。「急にどうしたの?」と責める気持ちが顔を出した私に、夫は「暗いから、先に行って電灯をつけようと思った」と言うのです。

私は、「これだ」と思いました。以前の自分なら、「それならそう言ってくれればいいのに」と、悶々としていたところです。でも、この時は、「夫の気持ちに配慮しながら、私の思いを伝えよう」と思ったのです。「ありがとう。でも、びっくりしたから、今度からはひと言、言ってくれたら、もっとうれしい」と伝えました。すると、夫も「そうだね。ごめん」とうなずいてくれ、お互いに笑顔でいられました。

その後、無事に2カ月間の手伝いを終え、「本当に助かった」と夫に感謝された時は、涙がこぼれそうでした。

「ありがとう」と「いえいえ」

「きょうも疲れたでしょう。ありがとう」仕事から帰った夫に、心からねぎらいの言葉を掛けると、夫は「いやいや当たり前」と答えます。夫からの「いつもありがとう」の言葉に、私が「いえいえ」と返すときもあり、「ありがとう」「いえいえ」が飛び交う我が家です。

最近、娘が、私たちのやりとりを聞いて、「何か変わったね」と言ってくれました。神の教えを実践できた確信が持てて、とてもうれしかったです。これからも、もっと会話して、もっと気持ちが通じ合う、人に憧れられるような家庭にしていきます。

 

夫、妻がそれぞれに立場を踏まえ、調和する大切さは、こちらからもつかめます。