すれ違う思いが重なる心へ
長所を見詰めた夫婦の会話
(佐賀県TK/50代女性/主婦)

私たちは、結婚して28年。子供たちは離れた地で就職したため、夫婦二人暮らしをしています。

ゆとりをなくして言い合いに

コロナ禍以前は、毎週のように二人で神の館に学びに行っていたので、「夫婦で参拝できていいですね」と、よく声を掛けられたものです。しかし、実態は、お互いにゆとりをなくすと、すぐ口げんかが始まり、それまで積み重ねてきたことが、振り出しに戻った感覚になることも。相手の欠点ばかりに目が向き、「教えを学んでいるのに、なぜ?」と、夫に求める思いがどんどん膨らんでいきました。

感染症で環境がガラリと変わった今夏は、外回りをする夫にとって、いつも以上に大変だったと思います。しかし、私なりに気配りして声を掛けても伝わらず、否定的な言葉が返ってくることが続くうちに、私もつらくなりました。それを伝えると、今度は何も話さなくなってしまったのです。会話の大切さを日頃から学んでいるのに、我の張り合いでした。

心を立て直し、長所を認めて

そのような時、久しぶりに神の館で学び、何とも言えない感動と、感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして、まずは自分の心をきれいにしようと、神に訴えました。「私の氷のように冷たい心を取ってください。夫に温かい心をかけられる自分になりたいです」と。

その後、二人で思いを正直に語り合いました。お互いに勘違いし、受け止め方に相違点がたくさんあることが分かり、「これからは、未来の二人のことを考えよう」と前向きになりました。それならと、お互いの良さを言い合うと、夫も私も次々出てきます。「二人合わせれば、たくさんある良さ。それを出さなかったらもったいないね」と、自分でもびっくりするくらい、心が解け合う言葉が出てきました。あの、どうにもならない、固まった心がほぐれていくのを感じました。

気持ちを感じるやりとりを意識

もともと話し下手な二人。同じことを繰り返さないためにも、今は「会話」を心掛けています。お互いの思いが伝わるように、一つのスケジュール表に二人のきょうのひと言を書き込み、心の色をシールで表現。「お疲れさま」「大変だったね」「よかった」ひと声の奥に秘められた思いを感じながら、会話が広がります。

「夫婦は支え合い…」「今に満足、きょうに感謝」の心を忘れず、互いの弱点は補い合いながら、これからも夫を支えていこうと、あらためて思いました。

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